米トランプ氏が、商取引からドル排除する国々を脅迫
9月 12, 2024 18:21 Asia/Tokyo
アメリカ大統領選挙の共和党候補であるトランプ氏が、世界の脱ドル化を停止できると主張しました。
パールストゥデイによりますと、アメリカの前大統領であるトランプ氏は、同国ウィスコンシン州で開かれた選挙集会において、「多くの国々が通商拡大に向けて別の方法を取り始めたため、ドルは大きな包囲網の中にある」と述べ、世界の商取引からドルを排除する動きが拡大していることを認めた一方、ドルの準備通貨としての地位を維持させると有権者に約束しました。
続けて、ドル排除を追求している国々にとり、そのような政策を取ったことは非常に高くつくだろうと主張しながら、「このような国々は、私が選挙に勝利した後に、ドルシステムの外での商取引を理由として、輸入品に100%という前例のない関税をかけられることになる」と主張しました。
イラン、ロシア、中国をはじめとした世界の多くの国々は、大分前より商取引におけるドル依存を減らすための措置を開始しており、アメリが行ってきた、自国の政策に従わない国々への「最大限の圧力」政策および経済制裁は、実際のところ、これのらの国々による二国間取引での自国通貨使用を後押ししています。
これに関連しては、ロシアのプーチン大統領も以前、「米国は、ドルを武器として使ったことで、国際金融における準備通貨の信用を傷つけた」と発言しています。