トランプ米大統領が再びBRICSを脅迫/仏軍がチャドから完全撤退/ハマスがイランに謝意表明:国際ニュース
(last modified Sat, 01 Feb 2025 08:59:17 GMT )
2月 01, 2025 17:59 Asia/Tokyo
  • トランプ米大統領が再びBRICSを脅迫/仏軍がチャドから完全撤退/ハマスがイランに謝意表明:国際ニュース
    トランプ米大統領が再びBRICSを脅迫/仏軍がチャドから完全撤退/ハマスがイランに謝意表明:国際ニュース

トランプ米大統領がBRICSに対し、準備通貨としての米ドルを放棄すれば100%の関税を賦課すると脅迫しました。

【ParsToday国際】ハマスが同組織軍事部門カッサム旅団司令官だったムハンマド・デイフ氏の殉教を認める、アフリカ・チャドからのフランス軍の完全撤退、BRICSに対するトランプ大統領の新たな脅迫、パレスチナ人支援におけるイランの役割にハマス評議会議長が謝意、グーグルがメキシコ湾の名称変更、イラン第1副大統領がカザフスタン・ベラルーシ首脳と会談など国際ニュースを取り上げます。

 

ハマス評議会議長、パレスチナ人支援に果たしたイランの役割に謝意

パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのムハンマド・ダルウィーシュ評議会議長は先月30日、カタール首都ドーハでイランのアラーグチー外相と会談し、イランがパレスチナ被抑圧民への支援に果たした役割を高く評価しました。これに対し、アラーグチー外相もパレスチナ人の闘争に対するイランの継続的な支援を強調するとともに、「ガザ市民の英雄的な抵抗は、イスラエルが無敵だという神話が虚偽であることを全世界に証明した」と述べました。

 

ハマスがモハメド・アル・デイフ司令官の殉教を確認

ハマスは先月30日、同組織の軍事部門「カッサム旅団」の司令官だったムハンマド・デイフ氏の殉教を認めました。カッサム旅団の広報担当を務めるアブ・ウバイダ氏は、同旅団の指揮官ムハンマド・デイフ氏が他のパレスチナ抵抗組織の指揮官数名とともにガザ戦争中に殉教したことを明らかにしました。

 

トランプ米大統領がBRICSを脅迫「ドルを維持しなければ100%の関税賦課」

トランプ米大統領はBRICSに対し、準備通貨としての米ドルを放棄しないよう改めて警告するとともに、「BRICSが米ドルを放棄すれば100%の関税を賦課する」として脅迫しました。トランプ大統領は先月30日、自身が運営するSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、BRICS加盟国に対し「BRICSの独自通貨を創設してはならず、米ドルに代わる別の通貨を支持してもいけない。さもなければ、100%の関税が課せられることになる」としました。

 

米グーグル、メキシコ湾の名称変更

トランプ大統領の大統領令に基づき、米グーグルはメキシコ湾を「アメリカ湾」へ表記変更し、メキシコからの反発を招きました。メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領はグーグルに対し、トランプ米大統領による名称変更に追従しないよう要請しています。今週初め、グーグル社は米政府の方針に従い、Googleマップ上の「メキシコ湾」の名称を変更すると発表していました。

 

フランス軍がチャドから完全撤退

中北アフリカ・チャドの政府軍は先月30日、同国におけるフランス軍の駐留終了を発表しました。チャド軍のChanane Issakha Acheikh報道官は声明で、同国内にあるフランス軍基地3カ所がすべてチャド国軍に引き渡されたと発表しています。なお、今回のチャドに先立ち、マリ、ニジェール、ガボン、ブルキナファソなど他のアフリカ諸国でも、フランス軍の撤退が相次いでいます。

 

パナマ「パナマ運河に関して米と交渉せず」

パナマのホセ・ラウル・ムリーノ大統領は、太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河の管理をめぐる一切の対米交渉を拒否すると表明しました。ムリーノ大統領は先月30日、パナマを訪問予定のマルコ・ルビオ米国務長官とパナマ運河の管理について協議する予定はないと述べました。

 

アムネスティ「カナダの外国人労働者プログラムは搾取」

国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナルは、「カナダは、本質的な搾取である長年の外国人労働者制度における組織的虐待への対処に向けた措置を講じていない」と表明しました。この人権団体は先月30日、低賃金、長時間労働、人種差別的虐待や暴力など、カナダの外国人一時労働者プログラムに関連するさまざまな虐待行為について71ページの報告書を発表しました。

 

イラン第1副大統領がカザフスタン・ベラルーシ両首脳と会談

イランのアーレフ第1副大統領は先月30日、EAEU・ユーラシア経済連合政府間理事会の会合およびアルマティ2025デジタル会議への出席のためカザフスタンを訪問し、同国の首相と会談しました。この会談で、アーレフ第1副大統領は両国の文化や文明の共通性に言及し、両国間の経済貿易協力のレベルを高め、合同委員会をより活発化させる必要性を強調しました。また、ベラルーシのゴロフチェンコ首相とも会談し、「ベラルーシとの包括的関係の深化を歓迎し、両国間の合同協力委員会を強化し、より活発化させる必要がある」と強調しました。一方、ゴロフチェンコ首相も、イランのEAEUオブザーバー参加に祝意を表明し、「イランのEAEU参加は、この地域的連合の経済、政治面での充実に大きく寄与するものである」と語りました。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter