米でまた飛行機事故／イランのがん診断技術は世界で上位：国際ニュース

イランのペゼシュキヤーン大統領が同国で開催された第41回国際コーラン朗誦コンテストの閉会式に寄せたメッセージの中で、「現代の地域・世界の重要な現実の一つは抑圧と不平等に対する抵抗と蜂起、そして抑圧された人々を助けることである」と記しました。

【ParsToday国際】トランプ米大統領の脅迫に対する中国の反応、イランががん診断技術で世界の上位にランクイン、米国でまた小型機墜落事故、英議会が西アジア情勢におけるイランの影響力を認める、中米ベリーズが南アフリカのイスラエル提訴へ参加意向など、国際ニュースを取り上げます。

イラン大統領「世界的帝国主義への対抗にはコーランの概念を活用すべき」

イランのペゼシュキヤーン大統領は、北東部マシュハドで開催された第41回国際コーラン朗誦コンテストの閉会式にメッセージを寄せ、「世界的帝国主義は様々なメディアを駆使して、慈悲深いイスラムとコーランの教えを、イスラム排斥という形で人類にとっての危険だと吹聴している」とし、「現代の地域・世界の重要な現実の一つは、抑圧と不平等に抵抗し立ち向かい、抑圧された人々を助けることであり、それはコーランの教えに由来するものである」としました。

中国がトランプ米大統領の脅迫に反応

中国外務省は、トランプ米大統領がBRICSに100%の関税賦課を示唆したことについて、「中国は今後も引き続きBRICSとの協力関係を深めていく」と表明しました。トランプ氏は自身が運営するSNS「トゥルース・ソーシャル」においてBRICS加盟国に対し、「もし独自の単一通貨を創設すれば100%の関税を課す」と脅迫しました。

イランががん診断技術で世界上位国の1つに

イランが先進的なナノ医薬品「Tilmanocept」の開発により、がん診断技術における先進国の仲間入りを果たしました。この成果により、イラン国内の各種がん患者の約90％がより安価で正確な診断・治療を受けられるようになります。

米国でまたも航空機墜落事故

米ペンシルヴェニア州フィラデルフィア北東部で現地時間先月31日、医療搬送用小型飛行機のリアジェット55型機が墜落し、数軒の家屋と車が焼失しました。事故機には患者1人、付き添い2人、医師2人、パイロット1人が搭乗していましたが、全員が死亡しました。この事故は、ここ数日間で米国で起きた3度目の飛行機事故となっています。

英議会が西アジアにおけるイランの影響力を認める

英議会ウェブサイトに掲載された最新の報告書によりますと、西側諸国による制裁や最近の地域の動向にもかかわらず、イランは依然として西アジアの地域情勢において影響力ある大国とみなされており、同国と世界の主要国との関係は拡大しています。英議会の報告は、イラクの政治プロセスに果たすイランの役割、パレスチナ抵抗運動への支援、イエメン情勢における実効的な関与、そしてレバノンとの戦略的関係などの問題に言及し、イランが地域での影響力を維持している事実を認めています。

ナミビア法相、パレスチナ人を支援するハーグ・グループの設立を発表

アフリカ南部ナミビアの法務相が31日夜、同国が他の8カ国とともに「ハーグ・グループ」と呼ばれるグループを結成したことを明らかにしました。同相によると、このグループ創設の目的は、パレスチナ及び同国の人々の自決権を支持することだということです。

ベリーズ、南アフリカのイスラエル提訴へ参加意向

ICJ・国際司法裁判所は先月31日、中米ベリーズが、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区での大量虐殺を理由とした南アフリカの提訴への参加を正式に要請したと発表しました。2023年12月、南アフリカはイスラエルがガザ地区においてジェノサイド防止条約に違反したとして、ICJにイスラエルを提訴しています。ちなみに、これまでニカラグア、キューバ、アイルランド、コロンビア、リビア、メキシコ、パレスチナ、スペイン、トルコを含む多くの国がこの提訴に加わっています。

ガザ戦争がイスラエルにとって大きな代償に

イスラエル紙イディオト・アハロノトは、イスラエルにとってガザ戦争のコストが1月中旬までに1500億シェケル（6兆5000億円超）に達したと発表し、「イスラエルにとっての戦争の平均コストは1日3億シェケル（130億円超）だ」と報じました。

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