ロシア国連大使「イスラエルが安保理にいるのは奇妙」
6月 26, 2025 16:57 Asia/Tokyo
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ロシアのネベンジャ国連大使
25日に開かれた国連安保理の緊急会合で、ロシアのネベンジャ国連大使が「NPTに加盟していないイスラエルがここにいるのは奇妙だ」と痛烈に批判しました。
【ParsToday国際】ネベンジャ氏は会合の席で「ロシアは、アメリカとイスラエルによるイランの核施設への攻撃を国連憲章と核兵器拡散防止条約(NPT)違反として強く非難する」と語りました。
そして、この日の会合にイスラエルが出席したことについて皮肉を込めて言及し、「NPTの加盟国ではないイスラエルがこの会議に出席するのは非常に奇妙だ。なぜイスラエルが安保理に出席する必要があるのか? 世界全体がイスラエルにNPTへの加盟を求めている」と述べました。
ネベンジャ氏の批判は欧州諸国にも向けられ、「イランは最も多くの査察を受けている国であり、国際原子力機関(IAEA)もイランが核兵器を作ろうとしているという証拠は一切見つかっていないと認めている」「欧州諸国の偽善がIAEA理事会にイラン非難決議を出させ、その後イスラエルとアメリカがイランの核施設を攻撃する結果を招いた」と述べました。
また、IAEAのグロッシ事務局長の報告が個人的な判断に基づいていることを指摘し、「事務局長は憲章に基づいて職務を遂行し、イランの施設への攻撃について詳細な報告を提供するべきだ」と述べました。
その上で、イランの核問題は外交と平和的手段によってのみ解決されるべきだと強調し、「これがロシア、中国、パキスタンの目的であり、3カ国は持続可能な停戦を実現するための新たな決議案を提案した」と述べました。
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