トランプ大統領がノーベル平和賞を受賞すべきではない理由とは?
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トランプ米大統領は、大統領選挙期間中に謳った平和を確立するという公約に反して、国防総省を戦争省と改称し、イスラエルによるガザ大量虐殺を幇助していながら、ノーベル平和賞の受賞を狙っているとされています。
(last modified 2025-09-11T11:53:25+00:00 )
9月 10, 2025 15:08 Asia/Tokyo
  • トランプ米大統領
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トランプ米大統領は、大統領選挙期間中に謳った平和を確立するという公約に反して、国防総省を戦争省と改称し、イスラエルによるガザ大量虐殺を幇助していながら、ノーベル平和賞の受賞を狙っているとされています。

【ParsToday国際】トランプ大統領は最近、公然たる偽善者だとして非難されていますが、それは彼が平和を謳い文句に様々な発言を提起している中で、実際には好戦的な姿勢を貫いていることによります。

ファールス通信によりますと、トランプ氏は大統領選挙中にウクライナやガザでの戦争を含む国際紛争の解決を約束していましたが、矛盾した政策によってその可能性を失わせ、去る6月の対イラン12日間戦争中にはシオニスト政権イスラエルとの共謀という行動にまで出ていました。

 

米・インド関係冷却化の舞台裏

英ガーディアン紙は「なぜトランプ氏はノーベル平和賞を受賞すべきではないのか」と題した記事で、「ネタニヤフ・イスラエル現首相をはじめとする世界の指導者らは、トランプ氏の要請を受け、彼のノミネートを支持する書簡を書いている。それは皮肉にも、彼らはそうすることが自らの邪悪で好戦的な目的にかなうと計算した上でのことだ」と報じました。

同紙はまた「トランプ大統領はインドのナレンドラ・モディ首相に対し、最近の印・パキスタン間の軍事紛争を『解決した』のはトランプ大統領であるという虚偽の主張に基づく推薦書を書くよう、直接迫った。しかし、モディ首相はこの虚偽の主張に激怒した。モディ首相に拒否されため、トランプ大統領はインドに50%の関税を課し、モディ首相を中国の懐に投げ込んだ。このような意図的な破壊行為にとって、国際的な賞などあるわけがない」としています。

 

トランプ氏のノーベル平和賞コンプレックス

トランプ氏がノーベル平和賞受賞に強く執着しているのは、因縁のライバル、バラク・オバマ元米大統領との競争心からとも言われています。トランプ氏はオバマ氏の受賞について「前向きな動きだった。詐欺という意味でだ」「彼はなぜ受賞したのか全く分かっていなかった」「もし私がオバマという名前だったら、10秒でノーベル賞を授与されていただろう」と述べています。

いずれにせよ、ノーベル平和賞受賞を狙おうとするトランプ氏の工作とロビー活動は、この賞がいかに純粋に政治的な問題であるかを物語っています。もちろん、この分野で過去にこの賞を受賞した人々も汚職に手を染めた人物であることは言うまでもありません。その証拠にオバマ氏もまた、テロ組織ISISによるテロに加え、北アフリカ・リビアやその他の国での犯罪を引き起こしたという点で、この分野での汚職に手を染めた人物の一人なのです。

 


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