ニュース|イラン革命防衛隊海軍司令官:「ペルシャ湾における自国の利益を死守」/ハマス:「武装解除はしない」
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イラン革命防衛隊海軍のアリーレザー・タングスィーリー司令官
IRGCイラン・イスラム革命防衛隊海軍のタングスィーリー司令官が、「わが国はペルシャ湾における自国の権益を死守する」と語りました。
タングスィーリー司令官は10日金曜、ペルシャ湾の湾口に当たるホルモズ海峡の戦略的重要性について言及し、「この通過航路は『世界の石油・ガスの大動脈』であり、イランはそれを常に守ってきた」と述べています。
【ParsTodayイラン】タングスィーリー司令官は、核燃料を積んだ船舶や潜水艦のペルシャ湾入域について懸念を示し、「こうした船舶の航行によって事故が発生した場合、被害は広範かつ長期化し、淡水化プラントに供給される沿岸の海水さえも何年も使用不可能となる可能性がある」と強調しました。
また、ペルシャ湾におけるイラン軍と米軍の直接的戦闘に言及し、「我々はペルシャ湾における自ら権益を命の限り死守する」と語っています。
ベネズエラ:「米国の侵略からの国防は聖なる義務」
南米ベネズエラのサミュエル・モンカダ国連大使兼常駐代表は、カリブ海地域における米国の敵対的な軍事行動を非難し、米国が同地域に「1万人以上の軍人に加え、戦闘機、ミサイル駆逐艦、攻撃部隊、さらには原子力潜水艦」を派遣していると明かしました。さらに、戦争が勃発した場合にはベネズエラとして国を守るという「聖なる義務」があると述べました。
モロッコ58都市でパレスチナ支援デモ実施
北アフリカ・モロッコのNGO「イスラム共同体問題支援機構」は10日金曜夜、声明を発表し、同国内58都市で多数の市民らがパレスチナ人を支援する110件以上のデモに参加したことを明らかにしました。また同機構は声明の中で、モロッコ各都市のデモ参加者が「ガザは勝利した」というスローガンを掲げて街頭に繰り出したと強調しています。
中国、米国による他国の国家主権侵害を非難
中国の傅聡・国連常駐代表兼大使は、ベネズエラに対する米国の行動について、「米国の行動は他国の国家主権を著しく侵害するものである」とし、米国はベネズエラ船舶の拿捕により「地域における継続的な緊張」を引き起こしていると語りました。また、他国の船舶に対する一方的かつ極端な措置が「乗組員の生存権やその他の基本的人権を侵害し、航行の自由と安全を脅かす」と強調しています。
トランプ氏:「中国製品に100%の関税を賦課」
ドナルド・トランプ米大統領は、現行の関税リストに加え、中国製品に100%の関税を賦課すると発表しました。さらに、来月11月からは中国からの輸出品だけでなく、中国以外で生産された製品にも規制を課すとしています。
ハマス:「何者もパレスチナ人の武装解除を強行する勇気なし」
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの幹部であるムサ・アブ・マルズーク氏は、「シオニスト政権イスラエルの占領下において合法かつ正当な選択肢であるパレスチナ人の武器を、あえて奪おうとする者は誰もいない」と強調しました。また「占領軍はガザ地区全体を意図的に、そして残忍に破壊した」とし、「パレスチナ人の不屈の精神が、占領軍のあらゆる計画と目標を阻止した。パレスチナ人の帰還の光景は、パレスチナ人が自らの土地を守り表敬していることの最大の証しである」とコメントしています。