歴史に名を刻む直前の高市氏、初の女性首相誕生を待つ日本
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高市早苗・前経済安全保障相(64)が、総選挙でのLDP自由民主党の勝利を受け、首相就任を目前に控えています。国会で承認されれば、日本史上初の女性首相の誕生となる見通しです。
(last modified 2025-10-15T08:16:47+00:00 )
10月 13, 2025 13:48 Asia/Tokyo
  • 日本のベテラン保守派政治家の高市早苗氏
    日本のベテラン保守派政治家の高市早苗氏

高市早苗・前経済安全保障相(64)が、総選挙でのLDP自由民主党の勝利を受け、首相就任を目前に控えています。国会で承認されれば、日本史上初の女性首相の誕生となる見通しです。

長年の保守派政治家である高市氏は今月4日に与党・自民党の新総裁に選出されました。現在は21日召集で調整中の臨時国会で第104代の内閣総理大臣に選出される見通しで、就任すれば日本では初の女性首相となります。

【ParsToday国際】イルナー通信によりますと、高市氏は1996年に自民党に入党し、2006年には当時の安倍晋三首相のもと、内閣府特命担当大臣として初入閣を果たしたのち、2012年には女性として初めて自民党の政務調査会長に就任しました。さらに、このほか総務大臣、経済安保担当大臣などを歴任し、ついに今月4日、自身3度目の挑戦で小泉進次郎農林水産相を破り、総裁の座を獲得しました。

もっとも、高市氏にとって首相就任への道は決して容易ではないと考えられます。自民党は衆参両院で過半数を失い、公明党との25年間の連立政権も崩壊するなど、深刻な危機に直面しています。さらに、自民党幹部が関与した汚職疑惑と景気後退により、政府に対する国民の信頼は大きく揺らいでいます。

「アベノミクス」後継路線を踏襲し保守的な見解を持つ高市氏は、AI人工知能や半導体といった新技術への投資拡大によって経済成長を回復させると約束しています。また、日本の防衛力の限界の見直しと自衛隊の強化も訴えています。

現在、世論の視線は国会の一点に集中しており、高市氏が日本の歴史の歴史に名を残す首相に就任しうるか否かを、国民が固唾をのんで見守っています。

 

 


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