国際ニュース｜アイルランド大統領に親パレスチナ派が当選／イスラエル軍がシリア南部でさらに進軍

25日に開票が行われたアイルランド大統領選は、左派でパレスチナ支持派の下院議員キャサリン・コノリー氏が勝利しました。

【ParsToday国際】コノリー氏は得票率63%で、29%の右派系候補を大きく上回り、勝利しました。就任は来月11日で、任期は7年です。コノリー氏はこれまで、パレスチナを支持する姿勢を明確に打ち出し、欧米諸国の外交姿勢を批判してきました。

アイルランドは議院内閣制で、政治の実権は首相にありますが、大統領も国の象徴として一定の発言権を持ちます。

マレーシアでトランプ氏訪問に対する抗議デモ

26日から東南アジア諸国連合（ASEAN）首脳会議が開かれるマレーシアの首都クアラルンプールでは、会議に出席予定のトランプ米大統領とイスラエルに対する広範な抗議活動が行われました。参加した市民たちはパレスチナの旗を掲げ、「マレーシアよ立ち上がれ、トランプを追い出せ」などといったスローガンを叫びました。

トランプ大統領、カタール首長と機内で会談

トランプ米大統領は25日、大統領専用機（エアフォース・ワン）でASEAN首脳会議に出席するためマレーシアへ向かう途中、カタール・ドーハにあるアルウディッド米軍基地に立ち寄り、飛行機から降りることなく、カタール首長を機内に呼び、会談しました。

イスラエル軍がシリア南部でさらに進軍

各種報道によると、イスラエル軍は25日夜、シリア南部のクネイトラ県でさらに進軍しました。シリアの情報筋は、数両のイスラエル軍戦車とジープがシリア南部を巡回し、その後、クネイトラ県のある町からバイクなどを略奪したと伝えています。また、現地の情報筋によると、イスラエル軍はクネイトラ県北部に設置した検問所で、地域内の通行を監視しているということです。

ハマス「敵が戦争を再開する理由を作らせない」

ハマス幹部のハリール・ハイヤ氏は、イスラエルが戦争目標を達成できなかったことを強調し、ハマスが停戦合意に基づくすべての義務を遵守し、敵が戦争を再開する口実を与えないと述べました。また、パレスチナの国民的合意なしに武装解除の決定は下されないと強調し、国際治安維持部隊の任務は国境の監視と停戦の実施を含むべきだと述べました。

駐イラク・ベネズエラ大使がシーア派霊廟を訪問

ベネズエラのアルトゥーロ・アニバル駐イラク大使は、同国カルバラーにあるシーア派第3代目イマーム・フセインの霊廟を訪れました。同大使は「この神聖な場所で、平和、安全、そして我々の国ベネズエラと南米諸国のために脅威が取り除かれるよう祈った」と語りました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。