米国人内部告発者:「故アブ・アクレ記者の殺害は故意」
12月 01, 2025 15:39 Asia/Tokyo
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シオニスト入植者によるアクサー・モスク襲撃を生中継中にイスラエル兵に射殺されたカタール衛星通信アルジャジーラの故シリン・アブアクレ記者
アメリカの内部告発者が、シオニスト政権イスラエル軍による記者殺害事件の隠蔽にバイデン前米政権が関与していた事実を暴露しました。
【ParsToday西アジア】元米陸軍大佐だった内部告発者のスティーブ・ガバビクス(Steve Gabavics)氏は、カタール国営衛星通信アルジャジーラのインタビューで、イスラエル政府による人権侵害の新たな側面に加え、この点における米国政府の関与を指摘しました。ガバビクス氏は2022年に米国務省から派遣され、同通信の故シリン・アブアクレ記者の殺害事件を調査しており、「調査結果はイスラエル軍がアルジャジーラのジャーナリストを意図的に標的にしていたことを裏付けている」と述べています。
ガバビクス氏によれば、パレスチナ系アメリカ人のアルジャジーラ記者だたシリン・アブアクレ氏は「報道」と表示されたベストを着用していたところ、16発の銃撃を受けたということです。しかし、米国務省はイスラエルの反発を避けるため、この殺害を「偶発的」なものだと表明していました。
ガバビクス氏はまた「アブアクレ氏はイスラエル軍によって殺害され殉教した複数名の米国人のうちの一人に過ぎず、米国はイスラエルに責任を問う行動を一切取っていない」と主張しました。この暴露により、イスラエルが関与する重大事件への米国の関与をめぐる議論が再燃しています。
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