ウクライナ戦争:戦場から協議のテーブルへ
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黒海での石油タンカー爆発がメディアを賑わせ、無人機とミサイル攻撃によりウクライナ首都キエフ(ウクライナ語読み;キーウ)とロシア南西部ヴォルゴグラードで死傷者が出て、両国のエネルギーインフラが攻撃される中、2022年2月24日から1375日を迎えたウクライナとロシアの戦争が終結しました。
(last modified 2025-12-01T15:36:08+00:00 )
12月 01, 2025 15:41 Asia/Tokyo
  • ウクライナ戦争は戦場から協議のテーブルへ
    ウクライナ戦争は戦場から協議のテーブルへ

黒海での石油タンカー爆発がメディアを賑わせ、無人機とミサイル攻撃によりウクライナ首都キエフ(ウクライナ語読み;キーウ)とロシア南西部ヴォルゴグラードで死傷者が出て、両国のエネルギーインフラが攻撃される中、2022年2月24日から1375日を迎えたウクライナとロシアの戦争が終結しました。

ウクライナとロシアの戦争は依然として国際情勢の最前線として日々新たな様相を呈し、世界の注目の焦点となっています。

【ParsToday国際】カタール国営衛星通信アルジャジーラによりますと、この戦争の開戦から1375日目となる1日月曜、ロシアはウクライナに軍事報復しました。キエフ州のミコラ・カラシニフ(Mykola Kalashnyk)州知事は同日、同州郊外に対するロシアの無人機攻撃で1人が死亡した他、子供を含む11人が負傷したと発表しています。

ロシア国防省は「大規模」な攻撃の開始を確認したとともに、ウクライナの軍需産業施設およびエネルギー施設への攻撃が「テロ攻撃」への報復として行われたと主張しました。同省はまた、ウクライナの無人機158機と長距離ミサイル2発を撃墜したと発表しています。一方、ロシア国営通信社タス通信は、ウクライナの無人機による攻撃で、ロシア南西部ベルゴロド州で1人、同ヴォルゴグラード州で5人が負傷したと報じました。

一方、複数の報道によりますと、ゼレンスキー・ウクライナ大統領は戦争終結のため幾度となく支持獲得に努めてきました。このため、ゼレンスキー大統領は、ルスタム・ウマロフ安全保障会議議長率いるウクライナ代表団を米国に派遣しています。フランス大統領府によれば、ゼレンスキー大統領は1日月曜に仏首都パリで同国のエマニュエル・マクロン大統領と会談し、スイス・ジュネーブでの会談後、「公正かつ永続的な和平の条件」および米国の和平案について協議する予定となっています。

一方、中央ヨーロッパではロシアとの緊張が高まる中、ポーランドの検察当局がウクライナ人2人とベラルーシ人3人を外国の情報機関への協力容疑で起訴しました。検察は関与した国を明らかにしていません。しかしポーランドは、2022年のロシアによるウクライナへの全面特殊軍事作戦開始以来、破壊工作の試みと「ハイブリッド戦争」の遂行を理由に繰り返しロシアを非難しています。

こうした緊張の中、戦争はデジタルプラットフォームにも波及しています。この点に関してロシアは先月28日、メッセージアプリの1つ・ワッツアップの遮断を検討している旨を明らかにし、犯罪防止に失敗したとしてこれを非難するとともに、数千万人のユーザーに対し国内独自の代替サービスへの移行を促しました。

 

 


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