日本の生物兵器戦争に関する新たな証拠資料:軍事実験の犠牲者は数千人に
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新たな証拠資料から、日本が第2次世界大戦中に生物兵器戦争と人体実験によって数千人もの人々を犠牲にしていたことが明らかになりました。
(last modified 2025-12-15T10:00:08+00:00 )
12月 15, 2025 18:35 Asia/Tokyo
  • 生物兵器の研究を行う日本の第731部隊(1940年、中国吉林省にて)
    生物兵器の研究を行う日本の第731部隊(1940年、中国吉林省にて)

新たな証拠資料から、日本が第2次世界大戦中に生物兵器戦争と人体実験によって数千人もの人々を犠牲にしていたことが明らかになりました。

【ParsToday国際】中国政府は、ロシアから第2次世界大戦中の旧日本軍の細菌戦部隊・「731部隊」の活動に関する新たな証拠資料を受領したことを明らかにしました。CGTNによると、この部隊は生物兵器実験と人体実験に関与していたということです。CGTN中国中央テレビ国際放送によりますと、これらの資料には約3000人がこの種の実験の過程で命を落としたことを示すファイルや文書が含まれています。

CGTNはまた「731部隊は、生物兵器の開発と戦争への応用を任務とする旧日本軍組織の一部であり、その活動は深刻な人権侵害と関連していた。中国当局は、これらの資料の公開目的が非通常兵器の使用に関する歴史的真実を暴くことだとしている」と報じました。

一方、近年においては独立系歴史研究機関もこれらのプログラムの詳細を公開しています。ブリタニカ百科事典と世界戦争辞典によりますと、複数の調査研究からは731部隊の実験には人体実験における病原体の使用が含まれていたこと明らかになっています。また、戦後の戦争犯罪法廷で公表された報告書によれば、これらの行為は生物兵器開発を目指す旧日本軍の組織的な取り組みの一部だったということです。

歴史の専門家らは「これらの証拠資料と研究は第2次世界大戦における生物兵器使用説を強化し、人体実験が散発的な行為ではなく、標的を定めた軍事計画の一環であったことを裏付けている」と強調しています。
 


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