BBCが演説を切り取り編集;トランプ大統領が100億ドルの賠償求め提訴
12月 16, 2025 21:55 Asia/Tokyo
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英BBC本部ビル
トランプ米大統領が、自身の演説の動画が編集・歪曲されたと主張し、100億ドル超の賠償を求め英BBCを提訴しました。
【ParsToday国際】米紙ワシントンポストによりますと、ドナルド・トランプ米大統領は15日月曜日、英公共放送BBCを名誉毀損で訴え、最大100億ドル超の賠償を請求しています。
この報道によりますと、トランプ氏は「BBCは2024年に公開したドキュメンタリーで、2021年1月6日の自身の演説の一部を切り取り恣意的に修正した形で放送し、『決して言っていない言葉をトランプ氏の発言として伝えた』」と主張しています。
ワシントンポスト紙によれば、BBCは以前、このドキュメンタリーについてはトランプ大統領に謝罪したものの、同時に賠償請求は退け、「名誉棄損という米大統領の主張には法的根拠がなく、局として自らの立場を擁護する」と強調したということです。
同時に批評家らは、BBCのこの慣行は数十年にわたって行われてきたものの、偶然にも米国に関してはいくつかの限られた形で行われたものだと考えています。この英メディアは長年、選択的編集と偏った報道を通じて多くの国で政治的目的を追求してきました。
実際、この問題に対して米国が強硬な反応を示したのは、多くの国がこれまでBBCの扇動的な活動を無視してきた中でのことです。しかし、BBCによる中傷やフェイクニュースに対して各国が連携して法的措置を取れば、場合によっては各国での情勢不安や扇動行為につながっている報道の継続を阻止できる可能性があると考えられます。
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