トランプ大統領はゲッベルスに肖りイランの抗議活動を騒乱に発展させる
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フェイクニュースで国民を操り、プロパガンダの天才と呼ばれたヨーゼフ・ゲッベルス
トランプ米大統領が率いるイランの敵対勢力は、ゲッベルスの手法を使ってイランの抗議活動を内戦に転じさせようとしていました。
【ParsToday国際】アメリカの選挙制度改革のベテランであるフレッド・ワートハイマー氏は、デモクラシー21のウェブサイトの記事で、トランプ氏が目標達成のために用いるテクニックについて、「ドナルド・トランプ氏がヨーゼフ・ゲッベルスを研究したかどうかは分からないが、彼がゲッベルスの手法を使っていることは間違いない」と述べています。ゲッベルスは1933年から1945年までドイツの宣伝大臣を務めた人物です。「大きな嘘」という概念は彼の残した文言で、「十分に大きな嘘をつき、それを繰り返せば、人々はやがてそれを信じるようになる」と定義されています。ワートハイマー氏は、嘘のテクニックを使うことは、トランプ氏が現在や政界で用いるテクニックではなく、1980年以来一貫して用いてきたものであり、富を築き地位を高めるためにも用いられてきたと考えています。
個人的な目標や国内政治だけでなく、今日の外交政策においても、ゲッベルス的な手法はトランプ氏の目標達成のための常套手段となっています。南米ベネズエラのケースでは、麻薬密輸との闘いを繰り返すことで、国内勢力とメディアを巻き込みました。イランにおける抗議活動においても、イスラム共和国たるイランへの反対派は、シオニスト政権イスラエルとアメリカ合衆国の共謀、そしてトランプ氏の個人的な指導の下、当初からゲッベルス的な手法を用いてきたのです。以下に、イランにおける抗議活動を戦争と混乱へと転じさせるために用いられた手法の一部を挙げていきます。これらの手法の中には、あらゆる戦線が同時に用いたものもあれば、特定のグループのみが用いたものも存在していました;
1) 大嘘
「こんなことは偽りのはずがない」と人々に思わせるために、とてつもない嘘が語られています。イランの抗議活動は平和的に、暴力もなく始まりました。しかし、抗議活動が始まった当初から、英BBC、イラン・インターナショナル、VOAボイス・オブ・アメリカなどのメディアは、イランにおける死者数の多さに関する報道に着手しました。抗議活動はまだそれほど暴力を伴っておらず、路上に警官を配置する必要はありませんでした。これらのメディアの中には、現在すでにイランで2万人が死亡したという数字を挙げているものもあります。実際、こうした報道で使われている主な手法は、「武装テロリストが現場で死者を演出し、その後、2万人といった非常に大きな数字でその死者数を誇張する」というものです。これにより、誰もその数字を疑えなくなります。
2) 継続的な反復と多様な反復
あるメッセージを大衆の意識に刷り込むためには、何度も繰り返すことが必要です。この手法は、トランプ氏自身が演出し、様々なメディアで繰り返し伝えることで実現しました。抗議活動が始まった当初から、トランプ氏は「イランは抗議者を撃ってはならない!」と主張していました。「抗議者を撃て」というフレーズは、大衆の意識に刻み込まれるべきものの一つでした。トランプ氏がこのフレーズを何度も繰り返した後、このフレーズは文章でも口頭でも、常に引用符で囲まれたキーワードとなりました。メディアはあらゆる機会にこの脅迫に言及し、「抗議者を撃て」というフレーズの繰り返しを多様化させました。こうして、大衆は抗議者への発砲とアメリカ軍の介入というシナリオを待ち構えていたのです。
3) 敵意の醸成
これは「危険な他者」を作り出し、恐怖を煽り、内部の結束を破壊し、行動を正当化することです。レザー・パフラヴィ元イラン皇太子の呼びかけを発端とし、武装テロリストが抗議者の中に紛れ込んだことで、今月8日、は首都テヘランをはじめとするイラン主要都市での抗議活動は突如としていわゆる戦場での戦争へと変貌しました。あらゆるものを焼き払い、手近な者を皆殺しにしたことで、街の人々はあらゆる事物、あらゆる人を敵とみなし、殺さなければ殺されるという状況に陥っていることが明らかになっています。
4) 作為的な見解一致の創出
「誰もが知っている」あるいは「大多数が我々の味方だ」と誘導し、イランの抗議者の間で武装テロリストを率い、彼らを指導し、作戦行動の規範を授けたのは、退位したイラン国王の息子(レザー・パフラヴィ元イラン皇太子)の協力を得てのものでした。この点で、世界的な支持を示すための措置として、欧米やアラブ諸国のメディアを使ったプロパガンダ攻勢に加え、イギリスやフランスなど著名な国々にあるイラン大使館で、現イラン・イスラム共和国の国旗を転覆した旧政権の国旗に象徴的に変更するなどの行動が見られました。これは、他の国々もイラン現政権の転覆を受け入れ、「我々こそが多数派である」ことを示すためのものでした。
5) 被害者を偽装する行為
これは、他者の同情をさそい自らの行動を正当化するために、自らを被害者として提示することを意味します。パフラヴィー旧王制派は、「1979年のパフラヴィー独裁政権の打倒はイラン国民の過ちであり、今日、国民はその過ちに気づいた!」というテーマで感情をそそる動画を制作しました。このようにして、経済問題を理由に始まった抗議行動は、パフラヴィを被抑圧者として描くことで、破壊的な革命として提示されました。また、スローガンは、イラン国民によって追放された王室が、長年にわたり、奪われた地位と踏みにじられた国民の権利を取り戻すために闘ってきたというように描かれたのです。これらの動画は西側諸国の支持者によって様々な言語に翻訳され、特にSNS上で世界中に拡散されました。

