GCTウェブサイトに見るイランとイスラエルの対立
https://parstoday.ir/ja/news/world-i131738-gctウェブサイトに見るイランとイスラエルの対立
世界の紛争に関するサイトGlobal Conflict Trackerが、記事の中でシオニスト政権イスラエルとイランの対立およびこれに関連する問題を検証しました。
(last modified 2026-02-14T10:19:39+00:00 )
2月 14, 2026 19:16 Asia/Tokyo
  • 2025年6月の12日間戦争中にイランのミサイル攻撃で破壊されたイスラエル・ワイツマン研究所
    2025年6月の12日間戦争中にイランのミサイル攻撃で破壊されたイスラエル・ワイツマン研究所

世界の紛争に関するサイトGlobal Conflict Trackerが、記事の中でシオニスト政権イスラエルとイランの対立およびこれに関連する問題を検証しました。

パルス・トゥデイによると、JCTのウェブサイトは「イランとイスラエル、そして米国との紛争」と題した記事で、過去10年間の米国およびシオニスト政権とイランの対立に関連する様々な問題を検証した。以下は、このウェブサイトによる2023年から2025年にかけてのシオニスト政権とイランの対立に関する分析であり、この点に関する西側シンクタンクの見解が理解しやすくなると考えられます。

2023年10月、米国の緊密な同盟国であるイスラエルと、イランが支援するパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスとの間で戦争が勃発し、イラン・イスラエル間の緊張が高まりました。イランが支援する集団組織は、イスラエルによるガザ地区での軍事作戦に抗議して攻撃を強化しており、200回以上にわたって、イラクとシリアにある米国とイスラエルの拠点への攻撃が行われています。これに対し、米国は2023年10月26日にイラン関連の施設2か所を空爆し、2024年2月2日には両国にあるイラン関連の施設85か所を空爆しました。イエメンのイスラム抵抗組織アンサーロッラー、及びレバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーはともに抵抗組織とみなされており、紅海および、イスラエル占領地とレバノンの北部境界地帯から攻撃を開始しており、この戦争が地域に波及するのでは、との懸念が高まりました。

2024年、イスラエルとイランの対立は、イランが支援する組織集団を基盤とした間接的な敵対行為から、直接的な攻撃の応酬へと移行しました。同年4月1日、イスラエル軍はシリア首都ダマスカスにあるイラン領事館を空爆し、これによりイランの軍将軍2名と軍事顧問5名が殉教しています。イランはこれに対し、300機以上の無人機とミサイルを発射しましたが、これはイランが占領地イスラエルを直接標的とした初めての事例となりました。

イスラエルによりハマスとヒズボッラーの幹部らが殉教した後、イランは2024年10月にイスラエルに向けて180発の弾道ミサイルを発射しました。その後、イスラエルはイランの防空システムとミサイル製造施設を標的に、イランに対する最大規模の直接攻撃を実施しています。

ドナルド・トランプ氏は、2025年1月に大統領として米政権に復帰して以来、イランに対する最大限の圧力行使を再開し、同時にイランの核開発計画に関する協議を開始しました。これは、米国が2018年にJCPOA包括的共同行動計画(通称;対イラン核合意)から離脱して以来、米国とイランの間で初めて行われた直接協議となっています。イスラエルは、イランの核開発計画の破壊という約束事を強調し、この協議に断固として反対しています。イスラエル当局は「イランによる秘密裏の核兵器開発の促進が地域の勢力均衡を根本的に変化させ、シオニスト政権の存続にとっての直接的な脅威となっている」と主張しています。

2025年6月12日、IAEA国際原子力機関は「核に関するイランの遵守状況を確認できなかった」と発表しました。その翌日の13日、イスラエルは一方的な対イラン軍事攻撃を開始し、同国の核施設、ミサイル工場、軍高官、核科学者を標的とした攻撃を実施しました。イランのアッバース・アラーグチー外相はこの攻撃を「戦争行為」だとし、イランは無人機の攻撃と数十発の弾道ミサイルで応戦しました。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこの作戦を「イランの核兵器獲得を阻止するための最後の手段」と表現しています。トランプ政権として核交渉を再開したにもかかわらず、トランプ米国大統領はイスラエルの目標支持を益々増大させ、イランの政権交代を求める姿勢を示しました。

イスラエル・イラン間で1週間にわたる空爆が行われた後、米国は6月21日にテヘラン南方フォルドゥ、イラン中部イスファハーン、中部ナタンズの3つの核施設を攻撃し、直接軍事介入しました。トランプ政権は「これらの攻撃によりイランの兵器級ウラン獲得能力が大幅に低下した」と主張しましたが、国連の核監視機関(IAEA)のトップは、「イランの核開発計画はわずか数ヶ月遅れただけだ」との評価を下しています。

トランプ大統領は、他国の核開発計画を攻撃した初の米国大統領であるとともに、ライバル国に対するイスラエルの攻撃に公然と協力した初の人物でもありました。これに対し、イランは同年6月23日にカタールのアル・ウデイド空軍基地に駐留する米軍へのミサイル攻撃で報復しましたが、死傷者は報告されていません。トランプ大統領は同日、停戦を宣言しました。両者は、攻撃を続けているとして相互に非難し合っていますが、これまで停戦は概ね維持されています。

 

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram Twitter