出鼻をくじかれたトランプ氏、通称「プロジェクト・フリーダム」が停止に
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ホルモズ海峡通過支援計画が停止となり、トランプ氏は出鼻を挫かれる
トランプ米大統領が、船舶のホルモズ海峡通過支援を目的とした、いわゆる「プロジェクト・フリーダム」計画を中止したことを明らかにしました。
【ParsToday国際】ペルシャ湾の湾口・ホルモズ海峡問題に対するアメリカの対応の失敗が続く中、トランプ大統領は、ホルモズ海峡に閉じ込められている民間船舶の脱出支援を目的に自身が立ち上げた、いわゆる「フリーダム・プロジェクト」の中止を発表しています。
トランプ氏は、自らの計画の失敗を隠蔽するため、常套手段として虚偽の主張を並べ立て、「パキスタンおよびその他の国の要請、そして対イラン作戦で得られた大きな戦果、さらにイラン代表との完全かつ最終的な合意に向けた非常に良好な進展を踏まえ、我々は当面の間、封鎖措置は完全に効力維持するものの、合意の最終的な締結の有無を見極めるため、フリーダム・プロジェクト(ホルモズ海峡を通過する船舶の航行支援)の短期間停止という相互合意に達した」と表明しました。
トランプ氏は今月4日午前、メディアの誇大宣伝やプロパガンダから始まることが多い彼の行動の多くと同様に、ホルモズ海峡において「プロジェクト・フリーダム」を開始しましたが、この計画は開始早々にイラン軍からの警告射撃を受け、トランプ氏の約束を期待してホルモズ海峡を通過しようとしていたすべての船舶は引き返す破目になりました。
これについて、アメリカの新聞ニューヨークタイムズは5日火曜、「トランプ大統領の発言では、船舶はホルモズ海峡を通過しない。各企業はホルモズ海峡への船舶派遣に躊躇しており、一部では米国の提案では企業を納得させるには不十分だとされている」と報じています。
さらに、イギリスのオンライン新聞「ザ・テレグラフ」も5日、「世界の海運業界は、トランプ大統領のホルモズ海峡通過計画を信用していない」と報じました。この英メディアによれば、軍の護衛があっても、運航リスクと保険料が高いことを理由に多くの船主がホルモズ海峡通過をためらっており、イランからの脅威が軽減されるまでは、この航路を通じた通常の貿易再開は難しいとみられている、ということです。