国連難民高等弁務官事務所、オーストラリアの難民虐待に懸念
(last modified Thu, 11 Aug 2016 08:44:07 GMT )
8月 11, 2016 17:44 Asia/Tokyo
  • 国連難民高等弁務官事務所、オーストラリアの難民虐待に懸念

国連難民高等弁務官事務所が、ナウルの難民に対するオーストラリアの虐待に懸念を表明しました。

中国・新華社通信によりますと、国連難民高等弁務官事務所は10日水曜、声明を発し、公開された文書によれば、ナウルの難民収容所の難民は、精神的な健康状態や一般的な状況の点で、危機的状態に陥っているとしました。

この声明ではまた、国連難民高等弁務官事務所は、難民を速やかにナウルから移送するよう要請しています。

イギリスの新聞ガーディアンは最近、ナウルに関する文書として、442人の難民が性的虐待を受けていることが示されている2000通の文書を公開しました。

少し前にも、国際人権団体アムネスティインターナショナルや、ヒューマンライツウォッチは、新たに難民がオーストラリアに入国するのを防ぐため、ナウルの人権侵害に対して意図的に対応を取っていないとしてオーストラリア当局を非難しました。

ナウルはオーストラリアの北東3000キロに位置する島国です。