Pars Today

ある国際慈善団体が、「イギリスのイングランドおよびウェールズで、人身売買の被害者が激増している」としました。

ロイター通信が、イギリス・ロンドンから伝えたところによりますと、この慈善団体は２２日月曜、「この慈善団体に助けを求めてきたこれらの被害者の数は、２０１２年から現在まででおよそ５倍に増加している」と発表しています。

この慈善団体の関係者は、これについて、「この傾向は、悪用される人の数が増えていること、また現状を脱するための助けを求める人が増加していることを物語っている」と語りました。

この慈善団体の報告では、２０１５年から１６年までの間に、この団体が１８００人以上に上る人身売買の被害者を救済したとされており、この数字は２０１１年７月から２０１２年7月までと比較して３７８人多くなっています。

これまでの調査によりますと、イングランドには、１万３０００人に上る強制労働や性暴力の被害者、失業者が存在するということです。

統計によりますと、世界では強制労働により年間１５００億ドルの利益を得ている人々がいるということです。