本日のトピック ヨーロッパの難民の困難な状況
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ヨーロッパの難民が危機的な状況に置かれている中で、フランスの港町、カレーのベルトランド市長が、難民に関するイギリスとの国境の合意について、「イギリス行きを望む人々は、この国か、あるいは自国に送還されるべきだ」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
8月 30, 2016 19:44 Asia/Tokyo
  • 本日のトピック ヨーロッパの難民の困難な状況

ヨーロッパの難民が危機的な状況に置かれている中で、フランスの港町、カレーのベルトランド市長が、難民に関するイギリスとの国境の合意について、「イギリス行きを望む人々は、この国か、あるいは自国に送還されるべきだ」と語りました。

IRIBシャーイブラヒーム解説員

カレー市長はまた、カレーに滞在する難民についてのイギリスとフランスの合意が、現在の状況や問題の改善につながるよう期待しているとしました。

新たな合意により、難民は、フランスの難民キャンプに滞在の申請を提出することができるようになり、それが受け入れられなかった場合、直接、本国に送還されることになります。この合意により、さらに、イギリスの移民関係者が、フランスのカレーで難民の旅券を、またフランスの移民関係者が、イギリス南東部の都市ドーバーで、難民の旅券を審査することになります。

フランス住宅省も、今週、声明を発表し、難民問題に対処するための国を挙げての努力を求めました。フランス政府は、難民受け入れの配分に関する欧州委員会の計画に基づき、2017年末までに、およそ2万4000人の難民を受け入れることになっています。2015年末までに受け入れられた難民の正確な数については、これまでのところ、発表されていません。

イギリスの地方評議会も、「難民のニーズ、特にイギリスに入る前のカレーの子供たちのニーズの調査に協力すべきだ」としました。イギリスとフランスの関係者は、これまでのところ、カレーの難民の困難な状況を改善することについて合意に至っていません。

ドイツ政府も、難民の流入による問題の増加について警告しています。ドイツ連邦難民・移民局の局長は、「ベルリン政府は、今年の終わりまでに25万人から30万人の難民を受け入れる用意を整えており、その数がそれ以上になれば、ドイツ政府には、彼らを管理することはできないだろう」と語りました。ドイツ政府は、この1年に100万人以上の難民がドイツに流入したと発表しています。

ドイツの警察は、およそ9000人の難民の子供が、この国で行方不明になっているとしています。この問題は、ヨーロッパにおける難民の子供の人身売買や悪用に対する懸念を増幅させています。この報告によれば、今年に入ってからこれまでに、ドイツで行方不明になった難民の子供の数は、2倍に増えているということです。

イタリアやギリシャでも難民の生活状況は困難なものになっています。ポーランド、ハンガリー、スロバキア、セルビアといったバルカン地域や東ヨーロッパの国々も、難民の受け入れに関する配分を容認していません。