コロンビア和平合意、国民投票で否決
10月 03, 2016 18:19 Asia/Tokyo
コロンビアの人々が、国民投票で、政府とコロンビア革命軍(FARC)の歴史的な合意を否決しました。
フランスのテレビ局、フランス24によりますと、2日日曜に行われたこの国民投票で、半数以上が、長年に渡る協議の末に得られた政府とコロンビア革命軍の歴史的な合意に反対票を投じました。
この合意に反対票を投じたのは50.24%、賛成票を投じたのは49.76%でした。
コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領とコロンビア革命軍のロンドーニョ最高司令官は、最近、国連事務総長やキューバ国家評議会議長、アメリカ国務長官らの立会いのもと、52年に及ぶ武力衝突を終結させる和平合意に署名しました。
1964年からコロンビアの政府と革命軍の間で行われてきた戦争により、これまでに26万人が死亡、数百万人が住む家を失っています。
こうした中、国民投票で、国民は和平合意を否決し、内戦の継続を求めています。
国民投票の結果が発表された後、コロンビアの大統領と革命軍の最高司令官は、停戦を維持するための努力を続けていくことを強調しました。