ナイジェリアで、アーシュラーの日にシーア派教徒が殺害
10月 12, 2016 20:35 Asia/Tokyo
ナイジェリアの治安部隊が、カチナでアーシュラーの追悼儀式に参加していたシーア派教徒と衝突し、シーア派の9人が銃撃を受け、死亡しました。
プレスTVがアブジャから伝えたところによりますと、アーシュラーの前夜からシーア派のモスクを包囲していたナイジェリア軍は、12日水曜、追悼儀式の参加者に向かって銃撃を行いました。
ロンドンに本部を置くイスラム人権委員会は、「ナイジェリア軍の兵士が、カチナでの追悼儀式の参加者を銃撃し、9人が死亡した」と発表しました。
この報告ではまた、「ナイジェリアの警察と軍は、カドゥナのイスラミックセンターを襲撃した」とされています。
ナイジェリア軍は、平和的に儀式を行っていたシーア派教徒に対抗するため、催涙ガスなどを使用しました。
11日火曜、イスラム人権委員会は声明の中で、ナイジェリア当局に対し、カドゥナのシーア派モスクの包囲をやめ、シーア派教徒が自由に集会や礼拝行為を行う権利を認めるよう求めました。