世界で、モハッラム月の追悼儀式(画像)
イスラム暦モハッラム月10日のアーシューラーの訪れにより、シーア派3代目イマーム、ホサインの追悼儀式が世界でピークを迎えています。
世界のイスラム教シーア派はモハッラム月1日から、イマームホサインの追悼儀式を開始しますが、9日目のタースーアーと10日目のアーシューラーにこの宗教行事はピークを迎えます。
イランをはじめ、世界中の預言者一門を愛する数百万人のシーア派教徒は、モハッラム月の9日目と10日目に、追悼行事を行い、イマームホサインとその忠実な教友たちの殉教に敬意を表します。
各国のシーア派教徒の多くはこの儀式を行い、政府からの厳しい制限を受けながら、テロ攻撃や拘束といった脅威に直面しています。
この数週間、パキスタンのカラチといった都市ではシーア派に対する暴力が増加していました。
モハッラム月5日の夜には、パキスタンのシーア派の著名人が、カラチで武装集団の襲撃により殺害され、彼の子供が負傷しました。
アゼルバイジャンの南東部の町でもシーア派教徒は追悼儀式を行うことが違法だとされているにもかかわらず、街頭に出て、行事を盛大に行いました。
エジプトでも、首都カイロの古い地区で、治安部隊が追悼行事の開催を妨害しました。
インド管轄下のカシミール地域のシーア派も、当局の厳しい対応にもかかわらず、追悼儀式を行っています。
アフガニスタンの首都カーブルでは、11日火曜夜、イマームアリーモスクで行われていたタースーアーの儀式が武装攻撃の標的になりました。この攻撃では少なくとも18人が死亡、22人が負傷しました。
ロイター通信とフランス通信は、タースーアー、アーシューラーの日の世界の追悼行事の写真を配信しています。