アメリカ大統領選挙費用との、嘘のような単純な比較(12)
10月 19, 2016 15:59 Asia/Tokyo
トランプ氏とクリントン氏の大統領選挙費用は、片親の貧困家庭14万2000世帯の1ヶ月の生活費に相当します。
アメリカの統計を見ると、市民生活の様々なレベルが明らかになります。この統計はこの国で4700万人が貧困ライン以下で暮らしており、その数は人口3億1200万人以上の15%を占めています。
加えて、この国では貧困家庭出身の子供で成人してから中流階級に上がれる可能性があるのは、わずか35%のみです。アメリカは2013年、シングルマザーによる1560万世帯のうち3分の1が貧困ライン以下で暮らしています。これにより520万世帯が、アメリカ政府の基準に基づき、貧困家庭と見なされています。
黒人のシングルマザーの場合には、その貧困率は33%から42.5%に達します。またヒスパニック系のシングルマザー家庭の貧困率は黒人家庭より低く、23.5%となっています。
こうした中、トランプ氏とクリントン氏の大統領選挙費用は、片親の貧困家庭14万2000世帯の1ヶ月の生活費に相当するのです。