ロシア、北方領土周辺に最新兵器配備

ロシアが、北方領土を含むクリル諸島の周辺に最新鋭の兵器を配備することになります。

イルナー通信によりますと、ロシア極東軍管区広報局の報道官は、21日金曜、「ロシアは太平洋の戦略的地域であるクリル諸島周辺に最新鋭の軍備を配備する」と発表しました。

同報道官によりますと、クリル諸島の防衛力の強化は特に重視されているということです。

発表された計画によれば、クリル諸島に配備されるのは地対艦ミサイルシステムと新型の無人機だということです。

ロシアと日本は北方領土の領有権を巡って争っています。

ロシアは、「ヤルタ会談、ポツダム宣言、第2次世界大戦後の国際状況を決定する一部の文書がこうした事実を裏付けている」と述べています。

ロシアと日本は第二次世界大戦後、北方領土の領有権を巡る対立により、平和条約を締結していません。