世界の大気汚染が深刻化、3億人の子供が死の危険
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世界の子どもの7人に1人が、高レベルの大気汚染により、死の危険に直面しています。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
10月 31, 2016 19:46 Asia/Tokyo
  • 世界の大気汚染が深刻化、3億人の子供が死の危険

世界の子どもの7人に1人が、高レベルの大気汚染により、死の危険に直面しています。

ロイター通信によりますと、31日月曜に発表されたユニセフの報告では、世界の子どもの7人に1人に相当する3億人の子供が、大気汚染によって死の危険に直面しているとされています。

この報告では、こうした子供たちは、WHO世界保健機関の規準の6倍も高いレベルの大気汚染の中で生活している、とされています。

この報告は、南アジアを中心に、世界の子どもの7人に1人が大気汚染の危険にさらされており、これらの子供の成長に影響が及んでいることを示しています。

この報告によりますと、このうち2億2000万人が南アジアの子供たちとなっています。

汚染地域はアメリカ航空宇宙局NASAの衛星写真を使って特定されています。

ユニセフのアンソンー・レーク事務局長は、声明の中で、「大気汚染は、成長期にある子供の肺にダメージを与えるばかりでなく、脳の発達も阻害する」と語りました。

WHOは、「大気汚染により、2012年、世界の5歳未満の子供12万7000人をはじめとする370万人が死亡した」と発表しました。