イタリアのイスラム教徒が大幅に増加
11月 02, 2016 19:41 Asia/Tokyo
イタリアのイスラム教徒の数が、1970年に2000人だったのが、2015年にはおよそ200万人に達しました。
ニュースサイト、express.co.ukによりますと、専門家は2日水曜、このイスラム教徒人口は、中東や北アフリカの難民を受け入れることで、増え続けることになるとしました。
新興宗教研究センターの所長をつとめるイタリアの社会学者は、これに関して、「イスラム教徒の人口増加は目覚しく、1970年、イタリアで暮らすイスラム教徒の数はわずか2000人から3000人だった」と語っています。
この社会学者はまた、この増加は続くとしており、「イスラムはカトリックについでイタリア第2の宗教となっているが、一方で、登録されているモスクの数は4つのみで、未登録のおよそ2000の礼拝所が、イタリア全土に存在している」としています。
イタリアは政府関係者とイスラム教徒の関係を円滑化するため、イタリア・イスラム評議会を設立しており、これはイスラム教徒人口を社会に順応させるために活動しているとされていますが、イタリアはヨーロッパ最大のローマ・モスクが存在していながら、イスラム教徒を市民として正式に認めておらず、このため、非公式のモスクが増えています。
タグ