国際ニュース | 中国は米の圧力に屈せず/欧州議会議員らが対イスラエル制裁を呼びかけ
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欧州議会
欧州議会の議員ら41人がイスラエルによるガザでの犯罪に対し前例のない反応を示し、イスラエルとの通商関係の打ち切りを求めました。
【ParsToday国際】この要請はイスラエルによるガザ地区とヨルダン川西岸地区での犯罪の続行を受けて提起されたものです。欧州各国の代表は、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長やアントニオ・コスタ欧州理事会議長をはじめとするEU高官宛ての公開書簡において、イスラエルとの通商関係の停止を求めました。この書簡は、ガザ地区で6万人以上のパレスチナ人が殉教したことに言及し、「人道支援は大量飢餓にとっての武器となり、イスラエルの犯罪はこの政権の公式政策となっている」と述べています。
国連安保理で米国とその同盟国がガザ虐殺を否定
国連安全保障理事会においてイスラエルを支持する米国、英国、フランスの代表は、ガザにおける同政権の犯罪を無視しました。ドロシー・シア米国連大使代行は「虐殺という主張はハマスの政治プロパガンダである」とし、アメリカとしてイスラエルの自衛権を支持すると強調しています。しかしこうした中で、イスラエルはガザへの食糧と医薬品の搬入を遮断することで深刻な人道危機を引き起こしており、西側諸国もこれに沈黙あるいは容認することでこれらの残虐行為を助長しています。
イタリアでパレスチナ人虐殺の終結を求めるキャンペーン開始
イタリアでは大学、工場、労働組合、政治指導者、知識人、聖職者、団体、活動家、メディアなどからの100人以上の代表者らが、ガザ市民への支援を呼びかけました。この呼びかけは、パレスチナ国民と抵抗への支持および、ガザにおけるイスラエルの虐殺阻止を目的に、市民の協力を再度呼び掛けるものです。なお呼びかけの文面には、「パレスチナの人々とともに壮大な一大人民戦線を!街頭から、そして闘争を通して、イスラエルによる虐殺を阻止しよう!」と述べられています。
在ウィーン国際機関ロシア常駐代表「中国は国益に従って原油を購入」
ロシアのミハイル・ウリヤノフ在ウィーン国際機関常駐代表は、ロシアからの原油輸入停止を迫る米国の圧力を拒否した中国について「中国は自国の国益に従って原油を購入している」と述べました。
中露の原子力協力が新たな段階に突入
中国とロシアは両国による合同原子力委員会の会合において、進行中のプロジェクトの進捗状況および、原子力の平和利用分野における長期的な協力の拡大について協議しました。この会合は協力議定書の署名をもって終了しています。この報道によれば、中国はロシアの参加を得て、これまでに天湾原子力発電所に4基の発電ユニットとCEFR実験用高速中性子炉を建設しました。両国はまた、CFR-600高速中性子炉の建設プロジェクトにも取り組んでいます。
イスラエルでネタニヤフ首相への抗議デモ実施
イスラエルのネタニヤフ首相とその政府によるガザ地区完全占領の決定は、市民の間でも抗議と怒りの波を引き起こし、抗議者らはネタニヤフ首相の政策に抗議するデモを開始しました。多くのイスラエル市民は戦争の終結を望んでおり、犯罪者まがいの首相による戦争継続・拡大の決定を受け入れていません。イスラエルのメディアは5日夜、デモ参加者らがタイヤを燃やし、占領地の主要都市テルアビブの主要道路の一つを封鎖して車両の通行を妨害・かく乱したと報じました。