ニュース|イラン外相:「わが国は抑圧に抵抗」/米軍がベネズエラ船籍を攻撃
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イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相
アラーグチー・イラン外相が、シオニスト政権イスラエルの議会・クネセト及び、エジプト東部シャルム・エル・シェイクでのトランプ米大統領の発言に反応し、自身の「X」内のアカウントに「イランは抑圧に抵抗する」と投稿しました。
アラーグチー外相は14日火曜、「X」内の自身のアカウントに「イランの平和的な核開発計画が今春にも兵器転用化される瀬戸際にある、とする虚偽の情報にトランプ大統領が影響されていたことは明らかだ」と書き込みました。
【ParsTodayイラン国際】アラーグチー外相は「この主張は単なる大きな嘘であり、米国の情報機関自身が確認しているように、この点に関して証拠が存在しないことを同大統領に伝えるべきだった」と付け加えました。
また「わずか4か月前にイラン全土の住宅や都市部への爆撃に関与した人物からの(平和に向けた)和解の申し出を、イラン国民がどうして信じられようか?」との疑問を提起しています。
さらに「イランは常に、敬意と相互尊重に基づく外交的協力の用意ができている。豊かな古代文明の立派な継承者であるイラン国民は、善意には善意で応じるが、同時に抑圧や押し付けには抵抗し、立ち向かう方法も熟知している」としました。
パレスチナ・イスラム聖戦運動:「抵抗勢力は武装解除に同意せず」
パレスチナの抵抗組織の1つ、パレスチナ・イスラム聖戦運動のムハンマド・アル・ヒンディ事務次長は声明の中で「抵抗勢力は武器の引き渡しに同意しておらず、武力による武装解除の示唆・脅迫も受け入れない」と強調しました。さらに、「シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相は『絶対的勝利』という幻想を実現できなかった。我々はガザ統治目的の国際的な代表の存在を受け入れない」と述べています。
コロンビア大統領がトランプ大統領を批判;「対イスラエル武器売却は犯罪への共謀」
南米コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は声明で、ガザ紛争中のイスラエルに対する武器供与を強く批判し、この行為は犯罪への共謀だとの見解を示しました。また「ネタニヤフ首相がジェノサイドに手を染めている最中のイスラエル向け武器供与は決して奨励されるべきではない」と強調しています。
イラン大使、トランプ大統領を「キュロス大王」と呼んだことへの冷笑
世界人権宣言発布2550周年を記念する式典が、ロシア首都モスクワにて各国大使や文化愛好家らの出席のもと開催されました。この式典においては、現地駐在のイラン大使がドナルド・トランプ大統領を「キュロス大王(人類史上初めて人権宣言を発表したアケメネス朝ペルシャの建国者)」と呼んだ人々を一笑に付す場面もありました。この式典でイラン大使は「アジア文明は常に寛容、人間の尊厳の保護、そして共存の文化を重視するものであり、それは現在も変わらない」と述べました。そして「我々は、シオニスト犯罪政権の高官の1人が『トランプ大統領はキュロス大王』という表現を使う場面を目撃した。米国大統領をこのように呼ぶ人々は、ガザという小さな土地で数万人もの市民の殺害を支持する者を人権擁護者とは呼べないことを改めて認識すべきである」と述べています。
イタリア警察、パレスチナ支持派と衝突
イタリア対イスラエルのサッカーW杯予選開始時にイスラエルの歌が演奏された際、スタジアムにいたイタリア人サポーターらからブーイングと抗議の声が沸き起こりました。一方、イタリア警察は同国北西部ウーディネ市のスタジアム前で数千人のパレスチナ支持派の抗議者と衝突しました。一部の抗議者はこの試合を「恥辱の試合」と表現し、イスラエルの国際サッカー大会への出場禁止を求めました。
高市早苗氏、日本初の女性首相となる見通し
今月4日に日本自民党総裁選で勝利した高市早苗氏は、日本初の女性首相となる見通しです。高市総裁は15日水曜午後、臨時国会での首相指名選挙の対応を巡り、立憲民主党の野田代表、日本維新の会の吉村代表と藤田文武共同代表、国民民主党の玉木代表と個別に会談し、協力を求める予定です。
米国、ベネズエラ船籍を攻撃
ドナルド・トランプ米大統領は「米海軍がベネズエラ船を攻撃し、6人が死亡した」と表明しました。一方、ベネズエラ側は「米国はわが国との紛争の口実を作るために、沿岸海域で我が国の船舶を攻撃している」と繰り返し主張しています。