イラン経済・財政相：「グリーン投資とイノベーションはわが国とタジキスタンの持続可能な発展の基盤」

イランのマダニーザーデ・経済財政大臣が、同国と中央アジア・タジキスタンの経済、文化面でのつながりの強化を強調するとともに、地域の持続可能な開発の基盤として、グリーン投資の機会と、エネルギー、技術、運輸、農業の分野での地域的協力を挙げました。

セイェド・アリー・マダニーザーデ経済財務相は14日火曜、タジキスタン首都ドゥシャンベで開催された国際投資フォーラムで講演し、「グリーン投資を中心とする今回のフォーラムは意見交換の架け橋になるとともに、地域の持続可能で繁栄した未来への入り口となる」と述べています。さらに「イランとタジキスタンの大統領による最近の会談は、両国関係の転換点となり、23の協力文書への署名により経済面での連携を深めるという真剣な決意を示した」と付け加えました。

また「運輸、税関、漁業、鉱業、農業の分野での合意に基づき、貿易額を5億ドル以上に増やすという共通のビジョンによって、この協力の基盤が強固なものとなった。グリーンエネルギー、鉱業、水資源の大きな可能性を秘めたタジキスタンは、投資にとって安全なプラットフォームである」としています。

さらに「イランは制裁下にあるものの、クリーンエネルギー、デジタル経済、運輸、農業、医療、鉱業といった分野における多様化とイノベーションに焦点を当て、特にタジキスタンとの地域協力に意欲的である」とし「世界はデジタル変革の瀬戸際にあり、AI人工知能とブロックチェーンの能力を持つイランは、技術開発と専門家の育成のために、その経験をタジキスタンに移転する用意がある」とコメントしました。

そして「地域協力はシルクロードの歴史に根ざしており、バランスの取れた発展を達成できるのは、二国間および多国間の関係強化によってのみである」と語っています。

【ParsTodayイラン国際】イルナー通信によりますと、タジキスタンの首都ドゥシャンベにあるヴァフダット・クヒ国立複合施設で14日火曜、ドゥシャンベ・インベスト2025国際投資フォーラムが開幕し、世界数十カ国からビジネス界、国際機関、金融機関、政府機関の1000人を超える代表者が参加しました。

今月16日まで３日間にわたり開催されるこのイベントでは、「グリーン投資：持続可能な未来のための今日の機会」を主要なテーマとして、グリーン投資、持続可能な開発、タジキスタン経済のデジタル変革についての議論が行われています。

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