中国が、ＷＴＯに欧米諸国を提訴

通商問題をめぐる欧米諸国と中国の対立が激化したことを受け、中国がＷＴＯ世界貿易機関に欧米諸国を提訴しました。

イルナー通信によりますと、中国商務省は、「中国は、ＷＴＯにおいて自らの通商上の権利を擁護する意向だ」と表明しています。

また、声明を発表し、「世界の多くの国は、中国との貿易上の対立を止めているが、欧米諸国では未だに、ＷＴＯの法規が歪曲されており、不公正な現実が中国にとって問題を生み出している」としました。

この声明ではまた、「国外における中国の投資状況に対する西側諸国の批判は、建設的ではなく、受け入れられない」とされています。

中国は、外国による投資や外国企業の活動が最も厳しく制限されている国の１つですが、これまで外国人の投資家の注目を集め、年間数十億ドルに上る外国からの直接投資を誘致しています。