1月 04, 2017 19:57 Asia/Tokyo
  • チョムスキー氏、「核合意の破棄はアメリカの孤立化を進める」

アメリカの著名な言語学者のノーム・チョムスキー氏が、「もしアメリカのトランプ次期大統領が核合意の破棄に関する公約を実行する場合、アメリカは世界で孤立することになる」と強調しました。

チョムスキー氏は、トランプ氏がアメリカ次期大統領に選出されたことで、世界は現在、人類存続の危機に直面しているとしました。

また、トランプ氏の大統領就任後のアメリカの孤立化について、「アメリカの孤立化は、トランプ氏が核合意の終了という公約を実行したときに発生する」と述べました。

さらに、6カ国のアメリカ以外の国は核合意を実施しており、これは、アメリカの制裁を無視していることを意味し、アメリカはヨーロッパでも孤立しているとしました。

チョムスキー氏は、上海協力機構の域内でのアメリカの孤立に触れ、中国は、上海協力機構を通じて、西側に向かっているとしました。

また、「インドとパキスタンがこの機関に加盟し、イランもまもなくこの機関に加入することになる。しかし、アメリカによるこの機関のオブザーバー国加盟への申請は拒否されており、上海協力機構の取り決めのひとつは、アメリカの軍事基地をこの地域におかないことだ」としました。

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