ミャンマー軍の攻撃でイスラム教徒1000人以上が死亡
2月 09, 2017 20:04 Asia/Tokyo
国連の2人の関係者が、「ミャンマー北部での同軍の攻撃で、イスラム教徒のロヒンギャ族1000人以上が死亡した」としました。
プレスTVによりますと、ミャンマーで暴力から逃れようとしているイスラム教徒の問題を調査している国連の2人の関係者は、8日水曜、「ロヒンギャ族に対するミャンマー軍の作戦による死者数は以前報告されていた数字よりも多い」と述べました。
ミャンマー政府は、「2016年、ラカイン州で死亡したのは100人以下だ」と主張していました。
国連人権高等弁務官事務所も、報告を提示し、ミャンマー軍はその作戦で、子供や女性、高齢者の殺害、組織的な性的暴行を行っているとしています。
これ以前にこうした疑惑を否定していたミャンマー政府は、先週、これに関して調査することを約束しました。
こうした中、ローマ法王フランシスコは、8日、ミャンマーのイスラム教徒に対する暴力を非難し、「ロヒンギャ族は長年、宗教や文化だけを理由に暴力を受け、殺されている」としました。
国際機関の報告によりますと、ラカイン州ではロヒンギャ族6万9千人以上が軍事的な圧力を逃れてバングラデシュに避難しており、この他2万3千人が難民となっているということです。
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