中国全人代の開幕
中国全国人民代表大会が始まりました。 全人代が開幕する中で、中国は2017年を国内、地域、国際問題に関する重要な年だとしています。
全人代は、中国のこの先1年の重要な政策を話し合う諮問機関です。2100人以上の代議員が、中国の政治、経済、社会のさまざまな問題に関する見解を提起します。
今年は、中国共産党大会が開催され、第13次開発計画が実施されます。
全人代の議長は、この会議は議員の見解を知るという点で重要なものだとしています。
中国政府は近年、汚職や腐敗の増加、また国内のテロに直面しており、中国共産党を深刻な問題に直面させる可能性があります。国内の問題だけでなく、地域・国際情勢に対する中国政府の見解を提起し、全人代の議員の支持を取り付けることも非常に重要であるように見えます。なぜなら、アメリカの共和党政権の誕生とトランプ大統領の反中国発言により、中国政府は、今後4年はアメリカとの緊張が高まると見ているからです。
トランプ大統領が中国に関して注目した第一の点は、台湾問題です。トランプ大統領は、ひとつの中国に関するアメリカのこれまでの合意や取り決めを無視し、台湾問題に関して中国への圧力を拡大するため、これまでとは異なる政策を進めようとしています。中国の抗議により、トランプ大統領の台湾に関する立場や政策はある程度修正されましたが、全人代の中で、李克強首相は、再び、台湾をこの国のレッドラインとし、それを台湾は中国の一部だと強調しました。
また、中国は南シナ海で、フィリピン、ブルネイ、ベトナムといった周辺諸国と領有権を巡って対立しているだけでなく、アメリカの進出により、同国との緊張も高まっています。
アメリカのミサイル迎撃システムTHAADの韓国配備もまた、中国の安全保障に関する懸念を高めています。中国政府は、このミサイルシステムの配備は、地域のパワーバランスを崩すことになると考えています。
地域と世界の安全保障問題と共に、経済問題も、中国にとって非常に重要です。アメリカ政府は今も、中国に対して、自分たちの経済的な政策や立場を明らかにしていません。そのため、中国の政府高官は、貿易戦争とその結果に関してアメリカい警告しています。
このように、中国全人代が開幕する中で、この国は国内、地域、国際の多くの問題に直面しています。そのため、習近平国家主席にとって、全人代の議員による政府の政策への支持は重要性を有しています。全人代の議長は、議員に対し、中国の問題に関する真の見解を表明し、執行機関の行動を批判するよう求めました。中国政府は、内政をよりよく進め、問題に対処するためには、問題の特定、執行者への批判、改善に向けた提案の3つの原則を守り、それらに注目すべきだという結論に至りました。なぜなら、全人代の議員が監視者に留まることは、抗議や批判を聞くことの妨げになり、将来、中国共産党にとって問題が生まれることになる可能性があるからです。