フランス大統領選挙の決選投票
フランス大統領選挙は、7日日曜、決選投票が実施されています。8日月曜の未明には、最終結果が明らかになると見られていますが、果たして、マクロン候補とルペン候補のどちらが次期フランス大統領に選出されるのでしょうか。
今回の選挙は、フランスとヨーロッパにとって非常に重要な選挙となっています。そのため、ヨーロッパの政界やメディアは、不安と希望を交えながら、この選挙の行方を見つめています。
マクロン候補とルペン候補は、フランス国民の問題への対策や改革に関して、異なる政治、経済、社会計画を提示しています。現在の制度での大統領選挙が始まってから、左派と右派の伝統的な2大政党が決選投票に進めなかったのは初めてのことです。マクロン候補は無所属で、ルペン候補も極右政党に属しています。
マクロン候補は、経済問題においてはリベラルな計画を、社会問題においては社会主義的な計画を提示しています。マクロン氏はEUとの同調を支持しています。マクロン氏は、1回目の投票が終了した後、この問題に関して新たな発言を行い、「EUが自らを改革できなければ、フランスの離脱の可能性に直面する」と述べました。
このような発言は、フランスが、ドイツと共にEUの原動力として、EUの改革の必要性を無視できないことを示しています。
こうした中、2002年の大統領選挙でも、極右派の候補が決選投票に進みました。ルペン氏の父親であるジャンマリ・ルペン氏は、2002年、シラク大統領と決選投票で戦いました。このときはフランスやヨーロッパの政治的な激震として騒がれました。決選投票では、右派も左派もシラク氏を支持し、彼は82%以上の得票率を獲得しました。
フランスや多くのヨーロッパ諸国における中道右派と左派政党に対する不満は非常に深刻なものであり、国民は、このような状況に抗議し、経済、社会問題の解決を求め、極右の右派、左派政党に傾倒しています。フランス大統領選挙は、同国の社会が幾つかのグループに分かれていることを明らかにしました。中道右派、左派の2大政党の1回目の選挙の得票率はおよそ26%でした。マクロン候補は、フィヨン氏、アモン氏の支持のおかげで、世論調査で支持率63%となり、38%のルペン氏をリードしています。ルペン氏は、マクロン氏の選挙事務所へのサイバー攻撃により、一部の金融情報を暴露することで彼への支持を崩そうとしました。この問題は、EU内に懸念を生み出しています。