欧州各誌、アメリカ大統領とG7首脳の間の深い溝を伝える
(last modified Mon, 29 May 2017 09:57:54 GMT )
May 29, 2017 18:57 Asia/Tokyo
  • 欧州各誌、アメリカ大統領とG7首脳の間の深い溝を伝える

フランスの雑誌クーリエ・インターナショナルが、アメリカのトランプ大統領と、そのほかのG7・先進7カ国の首脳との間に深い溝があると伝えました。

クーリエ・インターナショナルは、イタリア・タオルミーナで行われたG7サミットは、トランプ大統領とそのほかのG7加盟国との間の深い溝を示したとしました。

また、トランプ大統領とそのほかのG7首脳の間の最大の対立は、環境問題をめぐる相違であり、現在、かつてなかったほどに気候変動に関するパリ協定のアメリカ脱退の可能性が浮上しているとしました。

ドイツの雑誌シュピーゲルも、トランプ大統領はヨーロッパ首脳との大きな対立を抱えている中、国際的な孤立への道を歩み続けようととしており、この溝により、今後、G7サミットがG6サミットに変わるかもしれないとしました。

こうした中、イタリアの新聞レプブリカは、トランプ大統領とドイツのメルケル首相がG7の会場から急いで退出したことは、G7首脳会議における緊張を物語っているとしました。

イギリスの新聞フィナンシャルタイムズも、これについて、メルケル首相は首脳会合の終了時、怒りを示し、はっきりと「気候変動をめぐる話し合いには満足していない」と語ったとしています。

G7首脳会議は、26日金曜と27日土曜に開催されました。

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