安保理の対北朝鮮制裁が拡大
3月 03, 2016 20:49 Asia/Tokyo
国連安全保障理事会が、北朝鮮に対する制裁を拡大しました。
ロイター通信がニューヨークから伝えたところによりますと、国連安保理は、2016年1月6日の北朝鮮の核実験を受け、2日水曜、北朝鮮に対する制裁の拡大を伴うアメリカの提案する決議を全会一致で採択しました。
北朝鮮に対する新たな決議により、同国からの、あるいは同国に向かうすべての貨物が検査の対象となります。
新たな制裁に基づき、北朝鮮の16の貿易関係者と12の企業が国連のブラックリストに加えられました。
こうした中、北朝鮮は短距離ミサイル数発を発射し、制裁拡大決議に反発しました。
韓国の軍事関係者は、北朝鮮によって発射されたミサイルの数や種類を調査中であり、報告によれば、これらすべてが海に落下したということです。
北朝鮮はミサイル・衛星打ち上げ計画の拡大は、同国の権利であり、これらの計画を続けると述べています。
国連のパン事務総長、韓国、アメリカ、イギリスは、対北朝鮮安保理制裁の拡大を歓迎しました。
北朝鮮は今年1月6日、核実験を実施しました。この国の関係者は、水爆実験を行ったと表明しています。
北朝鮮は2月にも衛星を搭載したミサイルを宇宙に打ち上げました。
アメリカと韓国はこの北朝鮮の行動を敵対行為だとし、安保理による制裁を求めました。