フィリピンがアメリカに対し、米比戦争での略奪品の返還を要求
(last modified Wed, 26 Jul 2017 12:21:45 GMT )
7月 26, 2017 21:21 Asia/Tokyo
  • フィリピンのドゥテルテ大統領
    フィリピンのドゥテルテ大統領

フィリピンのドゥテルテ大統領が、米比戦争でアメリカ軍により戦利品として略奪された教会の鐘を返還するよう求めました。

アメリカ軍は1901年、フィリピン・サマール島東部バランギガにあるカトリック教会の3つの鐘を略奪しました。

これらの鐘は、多くの歴史家の間で、アメリカの新植民地主義的な暴力態勢の作戦とされています。

イルナー通信によりますと、ドゥテルテ大統領は、「アメリカは、バランギガ教会の鐘をフィリピンに返すべきである。なぜなら、それらはフィリピンのものであり、その我々の国家遺産の一部だからだ」と述べています。

また、「これらの鐘は、アメリカの植民地主義に抵抗し、そのために命を捧げた我々の先祖の自尊心や英雄としての証を示すものだ」としました。

ドゥテルテ大統領は、就任後何度もアメリカとの関係のあり方を批判し、先週金曜にもアメリカのトランプ大統領の招聘を無視した形で、決して訪米の意志がないことを表明しています。