韓国、THAAD配備の環境への影響に関する調査を開始
8月 13, 2017 17:33 Asia/Tokyo
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ミサイル迎撃システムTHAAD
韓国が、アメリカのミサイル迎撃システムTHAADの配備地の環境への影響に関する調査を開始しました。
韓国・ヨンハプ通信によりますと、この環境調査は、配備地のソンジュの住民の抗議と、政府への配備見直しの要請を受けて開始されました。
この報告によりますと、韓国の国防省と環境省の専門家は、12日土曜、韓国南部のソンジュに入りました。
韓国とアメリカは、昨年7月、5ヶ月に及ぶ協議の末、北朝鮮の弾道ミサイルを追跡する目的で、韓国にTHAADを配備することで合意しました。
両国は、THAAD配備の目的は、北朝鮮のミサイルの脅威に対抗することだと強調しています。
5月に就任した韓国のムンジェイン大統領は、これまで何度も、議会の承認を受けずにTHAADの配備を受け入れた前政権を批判してきました。
ムンジェイン大統領は、その後、THAADの環境への影響に関する調査を行うため、THAAD配備の流れを中断しましたが、北朝鮮が7月に大陸間弾道ミサイル2発の実験を行ったことにより、ムン大統領は、THAADの配備再開を決定しました。
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