米韓軍事演習に対する中国とロシアの反発
昨日まで、北朝鮮だけがアメリカと韓国の合同軍事演習に懸念を示していましたが、現在はロシアと中国もこの演習に懸念を表明しています。
ガッファーリー解説員
韓国の人々の中からも、この演習を懸念する声が上がっています。韓国のデモ隊は、朝鮮半島の平和樹立を目的に、韓国とアメリカの戦略的目的の終結を求めました。
韓国の活動家はこれに関して、「実際、アメリカの制裁や圧力は北朝鮮を核・ミサイル活動に向かわせている」と語りました。
韓国人の多くは、アメリカは地域での緊張や情勢不安をあおることで、韓国に最新鋭の兵器を売却しようとしていると考えています。これに関して、アメリカの弾道ミサイルシステムTHAADの韓国への売却とその配備が挙げられます。専門家のみならず、韓国人の多くが、THAADは単に、朝鮮半島におけるアメリカの利益を守るためだけに配備されるものだとしています。
一方、ロシアと中国の反応は、合同軍事演習に関する韓国人の懸念よりも高いレベルのものと見ることができます。というのも両国は、アメリカは2001年の同時多発テロ後、テロ対策を口実に中央アジアでの軍事駐留を正当化したと考えているからです。アメリカはこの駐留において、マナスなど中央アジアの軍事基地に1億ドルを費やしました。こうした中、中央アジアは、冷戦の前から、ソ連と中国の影響の強い地域と見なされてきました。
1901年から2005年の世界65カ国以上のアメリカ軍の駐留の歴史に注目すると、中国とロシアがより戦略的な連帯において、アジアでの軍事的拡張主義に向けたアメリカの軍事行動に反応を示すのは当然です。
中国とロシアは周辺の地域、つまり中央アジアや北東アジアで、戦略的利益を有しています。こうした中、日本は南シナ海や東シナ海における中国の軍事行動の一部を拡張主義と解釈しており、中国けん制に向けたアメリカの措置を奨励しています。
アメリカと日本は中国が拡張主義を進めているとし、これまで以上に防衛・軍事分野での二国間協力の拡大を求めました。日本とアメリカは、中国の継続的な動きにより、東シナ海や南シナ海での状況は懸念すべきものになっているとし、アメリカと日本の協力の強化は明らかに不可欠になっていると見ています。
政治評論家によれば、ロシアと中国はアメリカと韓国の合同軍事演習に反応を示すことで、北朝鮮のアメリカに対する見解は一理あり、北朝鮮の政治体制の存続を支持すべきだということを暗に認めています。とくにロシア外務省の声明では、北朝鮮への政治的、軍事的圧力は、間違った行動だと述べており、中国も朝鮮半島やアジアで問題を作り出す行動には耐えられないと表明しています。