ミャンマーで、過激派仏教徒がロヒンギャ族イスラム教徒数百名を包囲
8月 23, 2017 20:30 Asia/Tokyo
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ロヒンギャ族イスラム教徒
ミャンマー西部の2つの村に住むロヒンギャ族のイスラム教徒数百名が、過激派仏教徒に包囲されています。
イルナー通信によりますと、過激派仏教徒は数週間前から、ある村に住むおよそ700人のイスラム教徒に対し、食糧や飲料水の調達を目的に自宅や職場から外出させないようにしています。
ミャンマー西部ラカイン州の中心都市シットウェの北部65キロにあるこの村に加えて、その他の村でも今月からミャンマーの治安部隊がイスラム教徒の外出を禁止しています。
国際的な救助隊員や有識者は、これまでバングラデシュとの国境やラカイン州北部のみに限られていた、仏教徒によるイスラム教徒への暴力が他の地域にも波及したことを懸念しています。
ラカイン州における、過激派仏教徒やミャンマーの治安部隊によるイスラム教徒への攻撃で、この数年で数千人が死傷したほか、数万人が住む家を失っています。
ロヒンギャ族のイスラム教徒は、今なおミャンマー政府から市民権を与えられないまま放置されています。
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