核合意を破棄するためのアメリカの戦略
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アメリカが、核合意に反する政策の中で、IAEA国際原子力機関に対する圧力を拡大しています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
9月 29, 2017 15:36 Asia/Tokyo
  • 核合意を破棄するためのアメリカの戦略

アメリカが、核合意に反する政策の中で、IAEA国際原子力機関に対する圧力を拡大しています。

アメリカのヘイリー国連大使は、28日木曜、声明を発表し、IAEAが、軍事施設と非軍事施設を区別すべきではないとしている中で、イランは軍事施設への査察を拒否していると主張しました。ヘイリー大使はこの中で、ロシアは、IAEAのイランに対する査察の強化を妨害しようとしているとして非難しました。さらに、「一部の国々が、査察に対してイランを守ろうとしているようだが、査察が行われなければ、核合意は中身のない約束になる」と語りました。

IAEAの天野事務局長は、今週、このような圧力を受け、核合意合同委員会に対し、実態調査の方法を透明化するよう求めました。

このような天野事務局長の立場を受け、ロシアは、「この問題に関して意見を表明する権限はIAEAにはなく、天野事務局長は、核合意で決定された責務に基づいて行動すべきだ」としました。

ヘイリー大使は、およそ1ヶ月前、天野事務局長との会談で、アメリカのIAEAに対する干渉的な政策をより明らかにするため、オーストリアのウィーンを訪れ、「イランの核合意の遵守は、他国が考えるほど透明ではない」と主張しました。こうした中、アメリカのトランプ大統領は、IAEAを再び、アメリカの政策に同調させることができるような立場にはありません。アメリカに反対しているのは、ロシアだけではないからです。

アメリカのカントリーマン元国務次官補は、IAEAの報告は、イランの核合意遵守を評価する上での基準になると強調し、「イランに対する根拠のない主張は、アメリカの国際的な孤立につながる」と警告しました。

EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表も、以前に、イランの核合意を支持し、「核合意は国際的な取り決めであり、国連安保理の決議でも、IAEAからも認められている」と語っています。

ロイター通信は、トランプ大統領の核合意に反する政策により、ヨーロッパがアメリカから離れる可能性があると報じました。イランのザリーフ外相も、28日木曜、アルジャジーラテレビのインタビューで、「アメリカが核合意を離脱すれば、イランにも別の選択肢がある」と述べています。