国連事務総長、イランの核合意の維持に期待感を表明
10月 08, 2017 17:18 Asia/Tokyo
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グテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長が、イランと6カ国の核合意が維持されるよう望んでいるとしました。
IRIB通信によりますと、グテーレス事務総長は、イランとの核合意から離脱しようとするトランプ大統領の努力に触れ、「この国際的な合意は国連安保理の決議でも認められており、この合意には他の重要な国々も参加している」と語りました。
また、イランと6カ国の核合意は重要かつ前向きな歩みであり、集団の安全保障に向けた一歩だとし、この合意が維持できるよう期待感を示しました。
グテーレス事務総長はまた、北朝鮮の核問題に関するトランプ大統領のツイートに対し、「国連安保理内のまとまりが維持され、すべての国が連帯することが非常に重要だ」と述べました。
イギリスのストロー元外務大臣も、アメリカが核合意を離脱すれば、それは正当化できない危険な行動だとしました。
アメリカのウィルソンセンターは、報告の中で、「国際法に基づき、トランプ大統領は、IAEA国際原子力機関の数々の報告をもとに、イランの核合意の遵守を認めるべきだ」としました。
イランと6カ国の核合意は2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府はこの合意の一員であるにもかかわらず、常に、この合意の実施に違反し、その破棄を求めています。
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