バングラデシュに向かう途中で、ロヒンギャ族の難民数人が新たに死亡
10月 09, 2017 18:51 Asia/Tokyo
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バングラデシュに向かう途中で、ロヒンギャ族の難民数人が新たに死亡
ミャンマーのロヒンギャ族の難民数人が、バングラデシュへの強制移住の途中、国境の河川でボートが転覆したために死亡しました。
プレスTVによりますと、バングラデシュへの移動を余儀なくされた、ロヒンギャ族のイスラム教徒の難民を載せたボートが、ナフ川で沈没し、これにより、少なくとも12人が死亡、多数が行方不明となりました。
この中で、11人の遺体が見つかっています。
以前にも、バングラデシュに向かう途中でボートが転覆し、数十人のロヒンギャ族が死亡しました。
ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒の大量虐殺の継続に関する、地域や世界の警告にも拘わらず、この地域でのロヒンギャ族の死亡の継続が伝えられています。
8月25日から始まった、ミャンマー西部ラカイン州のロヒンギャ族に対する、ミャンマー軍の大規模な弾圧により、6000人が死亡、8000人が負傷した他、およそ80万人がバングラデシュで難民となっています。

ユニセフは、バングラデシュでのロヒンギャ族のイスラム教徒難民の劣悪な状況について警告を発しています。
バングラデシュとミャンマー国境の難民キャンプにいるユニセフの関係者は、「ロヒンギャ族の難民のおよそ90%が栄養不良に陥っており、劣悪な状況の中での生活を強いられている」と語りました。
この関係者は、ロヒンギャ族の難民は一日に一食しか口にできていないとし、「およそ15万人の女性や子供が、栄養不良から抜け出すために早急な支援を必要としている」と述べました。
ミャンマー西部のラカイン州では、2012年から、過激派仏教徒や軍がイスラム教徒を攻撃しています。
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