スペイン・カタルーニャ州の議会選挙で、独立支持派が勝利
12月 22, 2017 17:34 Asia/Tokyo
スペイン・カタルーニャ州の議会選挙で、独立支持派が過半数を占め、135の総議席のうち70議席を獲得しました。
IRIB通信によりますと、カタルーニャ州議会は以前に中央政府により解散されせられていたものの、独立支持派の政党に掌握されており、解散前にもカタルーニャ州のスペインからの独立に賛成票を投じていました。
独立支持派の3つの政党の中でも、中央政府によって州首相を解任されていたプチデモン氏が率いる政党が、最も多くの票を獲得したと見られ、彼は選挙で勝利した場合には、自らやその他の独立支持派に対して呈示された疑惑が解消されるよう要請していました。
今回の選挙は21日木曜、今年10月にスペインの中央政府がカタルーニャ州の独立の是非を問う住民投票を違法と見なし、この地域で前倒しでの選挙の実施を求めていた中で実施されました。
カタルーニャ州はスペイン北東部にあり、かなり前からスペインからの独立を目指していました。
また、今年の10月1日には中央政府の反対にも関わらず、住民投票を強行しましたが、スペインの憲法裁判所はこれを違法とし、カタルーニャ州議会の解散と責任者らの解任を実行するとともに、21日木曜に同州議会選挙を早期に実施することを決定していました。