韓国大統領、北朝鮮指導者との会談の用意を表明

韓国のムンジェイン大統領が、北朝鮮のキムジョンウン労働党委員長と、対立の解消を目指し、会談を行う用意を表明しました。

韓国ヨンハプ通信によりますと、ムンジェイン大統領は、10日水曜、ソウルで、キムジョンウン委員長との会談の用意を表明すると共に、「そのための条件が整えられ、北朝鮮の核問題が解決されるべきだ」と語りました。

韓国と北朝鮮の関係者は、9日、パンムンジョムで協議を開催し、韓国のピョンチャン冬季五輪への北朝鮮選手団の派遣など、さまざまな問題について合意に至りました。

南北朝鮮の協議は、2015年12月以来、2年ぶりに行われました。

これは、関係の改善と緊張の緩和につながる可能性があると言われています。

11時間に及ぶ協議の末、北朝鮮は共同声明の中で、ピョンチャンオリンピックに選手団を派遣することになりましたが、北朝鮮の核軍縮に関する韓国側の提案は受け入れませんでした。

北朝鮮の6カ国協議の韓国首席代表を務めるイ・ドフン氏は、「北朝鮮との合意により、両国は、地域の緊張を緩和するため、軍事対話を行うことになった」と語りました。