ドイツ外相、「アメリカの核戦略はヨーロッパにとって脅威」
2月 05, 2018 17:57 Asia/Tokyo
ドイツのガブリエル外務大臣が、「アメリカの新たな核戦略は、ヨーロッパにとっての深刻な脅威とみなされる」と語りました。
アメリカ国防総省は、2日金曜、「核態勢の見直し」を発表しました。
この文書は、核攻撃の脅威に直面したときのみならず、サイバー攻撃に対する報復においても、核兵器を行使する権限をトランプ大統領に与えています。
トランプ大統領のような不安定な大統領が発射指示を出す核兵器の使用に関して、アメリカが基準を下げたことは、アメリカの以前からの同盟国を含む、世界各国の懸念を生じています。
メフル通信によりますと、ガブリエル外相は、4日日曜、「トランプ政権の新たな核戦略は、世界の新たな核兵器競争につながる」と語りました。
このアメリカの新たな核戦略によれば、ドイツのビューヒェル航空基地には、およそ20のアメリカの核爆弾が残されるということです。
ドイツの野党や独立した政治家、反戦団体は、ドイツにアメリカの核兵器が残されることに強く反対しています。
ロシアと中国も、これ以前に、アメリカの新たな核戦略を批判していました。
ストックホルム国際平和研究所の報告によりますと、2016年の初め、アメリカは7000発の核弾頭を保有していました。
この数は、世界を滅亡させることができます。
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