国連事務総長、「国際社会は北朝鮮問題の平和的な解決のチャンスを逃してはならない」
2月 17, 2018 19:33 Asia/Tokyo
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国連のグテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長が、ドイツ・ミュンヘンでの安全保障会議の参加者らに対し、北朝鮮の核問題を平和的に解決するチャンスを逃さないよう求めました。
ミュンヘン安全保障会議は、数十カ国の首脳や外交官、防衛関係者の参加により、16日金曜からミュンヘンで開催されており、18日日曜まで行われます。
IRIB通信によりますと、グテーレス事務総長は16日、この国際会議において、北朝鮮のミサイル開発に軍事的な手段により対抗することは、悲惨な結果をもたらすとして警告し、「国際社会は冷戦後初めて、北朝鮮の行きすぎた核活動による悪影響を受け、核戦争勃発の危険に遭遇している」と語りました。
また、朝鮮半島の危機の平和的な解決策を見出すべく、国際的な圧力行使が必要だとし「北朝鮮に圧力を行使し、同国を協議のテーブルに着かせる必要がある」と述べています。
アメリカとその同盟国は、北朝鮮の核実験の停止を求めていますが、北朝鮮はこれまでに何度も、アメリカとその西側同盟国が、北朝鮮に対する脅迫を止めない限り、先制攻撃能力を初めとする軍事力の強化を続行すると強調しています。
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