ヨーロッパ産原油・北海ブレントが値上がり
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ヨーロッパ産原油・北海ブレントの値上がり
ヨーロッパ産原油の主要銘柄である北海ブレントが、16日金曜の取引で値上がりしました。
フランス通信によりますと、5月渡し分の北海ブレントは、15日木曜の最終取引より11セント上昇し、1バレル65ドル23セントに達しています。
また、ニューヨーク市場での取引でも、アメリカ産軽油の主要銘柄WTIウェストテキサス・インターミディエイトの4月渡し分が20セント値上がりし、16日の最終取引で61ドル39セントとなりました。
アセンド・マーケッツの調査部門責任者、マイク・バン・ダルケン氏は、世界市場での原油価格の上昇について、「石油市場への投資家は、依然としてIEA国際エネルギー機関とOPEC石油輸出国機構の月例報告の内容を検討中である」と語っています。
IEAは、世界市場での原油の需要に関する以前の予測を見直し、上方修正しました。
IEAの従来の予測では、市場での原油需要が上昇すると見られていたことから、投資家の原油購買の意向が高まっています。
投資家らはまた、投資に当たって、世界での原油の生産に影響を及ぼしうる地政学的な緊張にも注目しています。
現在、OPEC内の最大の産油国サウジアラビアと、OPEC加盟国の1つであるイランの緊張が高まっています。
PVMオイル・アソシエイツのステファン・ブレノック氏は、これについて、「中東危機の高まりと同時に、現在アメリカとロシアという世界の2大産油国が対立している」と語りました。
サウジアラビアのサルマン皇太子兼国防大臣は、1週間後に詳細が発表される予定だとしながらも、「サウジアラビアは、核兵器の獲得を追求していないが、イランが核爆弾を獲得すれば、我々も可能な限り急速に、同様の道を歩むだろう」と語りました。
アメリカのトランプ大統領は15日木曜、2016年のアメリカ大統領選挙へのロシア関与疑惑の回答として、ロシアの一部の企業と個人に対する制裁行使を発表しました。
ブレノック氏はまた、「地政学的な緊張は、世界市場における原油価格の上昇に影響を及ぼすいが、アメリカでの産油量の増加により、これが阻止されている」と述べています。