ロシア大統領選挙の国際的な側面
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ロシア大統領選挙
ロシア大統領選挙が、現職のプーチン大統領をはじめとする8人の候補者により、18日日曜、始まりました。
世論調査により、今回の選挙でも、プーチン大統領が通算で4度目の勝利を飾りるだろうと見られています。
プーチン大統領が勝利した場合、ロシア国内に多くの影響があるだけでなく、国際情勢にも大きな影響を及ぼすことになるでしょう。そのため、西側諸国はこの数ヶ月、今回のロシア大統領選挙の結果に影響を及ぼすための努力を拡大してきました。とはいえ、ロシアの有権者の多くがプーチン大統領に投票しようとしていることから、こうしたヨーロッパの努力は、主に、2012年の前回の選挙よりも投票率を低下させることに集中していました。この中で、西側諸国は、プーチン大統領を悪者にしようとプロパガンダを展開し、その中で、選挙のシナリオがあらかじめ決まっていること、ロシアには西側の民主主義が存在しないことなどが広められました。
18日のロシア大統領選挙を前に、イギリスでロシア人の元二重スパイが神経剤で襲撃された事件について、イギリスは、プーチン大統領がそれを指示した可能性が大きいとしました。その結果、イギリスは23人のロシア人外交官を国外に追放する方針を発表しており、アメリカ、ドイツ、フランスの首脳も、このイギリス政府の決定を支持しました。アメリカでも、トランプ大統領は、ロシア大統領選挙を前に、2016年のアメリカ大統領選挙へのロシアの干渉を理由に、ロシアに対する新たな制裁を行使しました。
ロシア上院のマトヴィエンコ議長は次のように語っています。
「イギリスの挑発的な行動のシナリオは不完全なもので、ロシア大統領選挙が近づく中、国際社会にロシアのマイナスのイメージを広めるために行われた」
こうした中、こうした心理戦や世論操作が、ロシア大統領選挙への国民の投票結果に影響を及ぼすとは考えにくいでしょう。ソ連崩壊後の混乱の時代からロシアを脱出させ、クリミア併合を理由にした西側の経済制裁の悪影響に対応するためのプーチン大統領の処置により、この65歳の政治家は、今なお、人々の支持を得ています。
プーチン大統領の4度目の当選により、ロシアの外交政策の現在の流れが強化されることになると予想されています。ロシアは、共産主義的なイデオロギーを超え、ソ連時代の力を回復しようとしています。北コーカサス、東ヨーロッパ、西アジア、北アフリカといった地域におけるロシアの役割は、この国が、国際情勢により積極的に関わっていこうとしていることを示しています。
この流れは、プーチン大統領の再選により、さらに高まっていくことでしょう。そのため、ロシア大統領選挙を前に、西側諸国は、ロシア政府やプーチン大統領のイメージを壊そうと努めたのです。