ジブチが世界各国の軍事基地に

フランスの新聞フィガロが、多くの外国軍兵士がジブチに駐留していることから、ジブチは世界の基地になったとしました。

フィガロは記事の中で、この２０年間で、ジブチは世界各国の軍事基地のような様相を示すようになっており、現在、中国、イタリア、フランス、アメリカ、日本の軍事拠点が存在しており、この規模はかつてなかったほどだ、としました。

この記事で、ジブチはスパイの巣窟と化しており、ジブチに駐留している各国は互いを監視しているということです。

さらに、ジブチはソマリアの武装勢力の増大により、地域で最も不安定な国になっているとして、ソマリア沿岸で海賊が増えたことで、ヨーロッパの海軍はジブチを基地として利用せざるを得なくなっているとしています。

フィガロはまた、ジブチにおける中国の駐留強化は、イタリア、フランス、アメリカ、日本の間に緊張が生じることになり、ジブチはソマリアの武装組織の標的になる可能性があると強調しました。