アメリカ大統領が、約200万人の難民の国外追放を示唆
4月 02, 2018 17:54 Asia/Tokyo
アメリカのトランプ大統領が、およそ200万人の移民の国外追放を示唆しました。
イルナー通信によりますと、トランプ大統領は1日日曜、オバマ前政権の支援の下にアメリカに在住していた、およそ180万人の移民の若者にこれ以上の滞在は許可できないとして、国境管理のため厳しい法的措置を課すよう求めました。
トランプ大統領は、数ヶ月にわたりメキシコとの国境壁の建設費用の確保に関して、民主党側と協議していましたが、協議は決裂しており、ツイッター上でも、不法移民の若者の強制送還を免除する制度DACA(ダカ)をめぐる合意は不可能だとしました。
アメリカのメディアでは、これらの移民はアメリカンドリームを夢見る人々とされ、こうした移民の処遇をめぐる論争により、アメリカ政府は予算に関して合意できず、数ヶ月間に何度も閉鎖するという事態に追い込まれました。
トランプ大統領は、先週、DACAに関する合意が成立しないまま、予算案に署名しました。
アメリカの今年の予算案ではまた、現在建設中のメキシコ国境の壁にかかる膨大な費用が含まれていないため、トランプ大統領がこれに不満を示しています。
トランプ大統領はツイッター上でまた、「メキシコ政府は、アメリカへの不法入国の阻止に、ほとんど役割を果たしていない」と述べました。
さらに、「メキシコは、アメリカへの麻薬密輸や人身売買を阻止するべきであり、そうでなければNAFTA北米自由貿易協定を停止するだろう」としています。
NAFTAは、1994年にアメリカ、カナダ、メキシコの間で、貿易上の障害を撤廃する目的で署名されました。
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